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子どもの病気、大人にうつると重くなるのはなぜ?

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子どもからもらった風邪、たとえかわいくとも、早く追い出しましょう。

子どもが風邪をひいたと思ったら、案の定、すぐうつってしまった。

いつも不思議に思うのは、子どもは軽い風邪ですんでいるのに、うつった自分のほうは、かなり重い症状になるということ。

友人などに話すと、同じことを感じている人は多いようだが、その理由として言われるのは、たいてい次のようなセリフだ。
「やっぱり若さの違いじゃない? 回復力が違うんだよ」
「子どもは熱とかに強いから、38度あってもピンピンしてることあるでしょ? 自分で症状にあまり気づかないだけじゃない?」
若さの違いはともかく、気づく・気づかないの問題だとすると、すぐへこたれる自分が、こらえ性がないようにも思えてくるけど……。

総合診療科の医師に尋ねると、
「確かに、ウイルスの感染で大人のほうが重症化しやすいことは、たまにありますね。これはすごく難しい問題で、はっきり理由はわかりません」
とのこと。そして、あくまで推測として、以下のような回答をくれた。
「おそらく免疫の関係だと思うんですが、子どもの頃はまだ『免疫の寛容』のようなものがあって、比較的軽くすむところでも、大人になると、免疫の有無がはっきりして、ウイルスと真っ向勝負してしまうのかも」
大人になると、自分のポリシーやら何やらが確立され、いろいろガンコになるように、免疫のほうもウイルスに対してガンコになるってこと?

また、ある内科・小児科の医師に同様の質問をすると、こんな回答があった。
「水ぼうそうやはしかなど、一生のうちにかかる回数が決まっているものに関しては、子どもの頃にかかったほうが軽くすむということはありますが、風邪などは、『たまたま大人のほうが重くなった』だけだと思いますよ」
ウイルスの増殖の仕方に関しては、確かに差があるのだそうだが、それよりも、そのウイルスに対して、子どもには免疫があり、大人にはなかったということのほうが、大きいのでは? と言う。

じゃ、いつも子どもより自分の症状が重くなるのは、自分にたまたま、そのウイルスの免疫がないということ?
「そうですね……。ただ、一般的には、風邪に限らず、どんな病気も、家庭内では『二次感染』のほうが重症化するという傾向はあります」
これは子ども、大人という区別ではなく、“二次感染者”ということでの、重症化だそうだ。

考えてみると、毎日、学校などに通う子どもは、自然といろいろなウイルスにさらされているわけで、基本的に家で仕事をする自分が、後からウイルスをもらうことになるのは、お約束のパターンではある。
子どもの風邪をもらった大人が重症になるのは、免疫の違い、感染経路の違いなど、様々な要素があってのことで、単に子どもより大人が忍耐力がないというわけではないようなので、甘く見ずによく休みましょう。
(田幸和歌子)
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2007年11月13日 00時00分

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