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「ビニール袋」はビニールじゃない!

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「ビニール袋」の意外な真実(?)を知ってしまいました。

スーパーの買い物袋などで、日ごろお世話になってる「ビニール袋」。でも、アレは、実は「ビニール」じゃないと聞いた。

幼い頃から「ビニール袋」と呼び、慣れ親しんできた友(?)に、突然、「ずっと黙っててごめんね……私、実はビニールじゃなかったの」なんて衝撃の告白をされたような心境だ。
だったら……ビニールじゃないって言うなら、じゃ、キミはいったい誰なんだい?

こんな問いを、ビニール袋などのメーカー・福井県の豊ファインパック株式会社にしてみた。
「私の知る限りでは、もともとビニール袋というのは、塩化ビニール樹脂製、いわゆる『塩ビ』で袋にしていたものを指していたようです」
と言うのは、広報担当者。
かつての「ビニール袋」は正式には「塩化ビニール袋」だったということのよう。
では、いまのビニール袋は?
「いま一般的に汎用性をもって使われている『ビニール袋』は、ポリエチレンやポリプロピレンの袋になっていますね」

ポリエチレンやポリプロピレン、つまりポリ袋が「ビニール袋」である。でも、なぜそんなことに?
「塩化ビニールでも袋はつくれますが、どうしても厚めになってしまうんですよ。それに比べて、ポリエチレンの袋は、薄めで、価格も安くつくれるので、モノを入れるのに十分であれば、薄くて安いポリエチレンの袋で良い……ということから、徐々にポリエチレンのほうが増えていったようです」
製造工程にもよるが、一般的に、塩化ビニールの袋一枚は、ポリエチレンの袋一枚の何倍かのコストになるのだとか。

つまり、薄く安くつくれるポリエチレンの袋が台頭し、本来の「塩化ビニール袋」にとってかわったものの、名前はそれまで定着していた「ビニール袋」をそのまま受け継いだということのよう。
ちなみに、ビニールは、いま袋としての活躍はあまりなく、壁紙やテーブルクロスとして使われることが多いのだそうだ。

「ビニール袋」と呼ばれながらも、本当はビニールじゃない「ポリ袋」。その矛盾には、包装資材の栄枯盛衰があったのでした。
(田幸和歌子)

2008年2月16日 00時00分

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