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あやとりは日本の遊びではなかった!?

世界各国で放送され日本アニメの代名詞ともいえる「ドラえもん」の、のび太君の特技が「あやとり」なのはご存知だろうか? 出来るかどうかはともかくとして、それほど日本の遊びとして定着している「あやとり」が、実は日本だけではなく世界中で遊ばれていたのだ。

学生時代にロンドンでホームステイをしたことがあり、ステイ先の子供にちょっとした日本伝統の昔遊びを教えようと「あやとり」を張り切って披露したところ、「それ日本の遊びじゃないでしょう? ロンドンにだってあるよ。私、知っているもん」と言われ、私が長年あやとり=日本の遊びと思っていたことが誤りだということを知った。

現在、アメリカに住む私だが、先日近所に住む少女エミリーがあやとりをしていたので、ロンドンでの出来事を思い出し再度確認すべく、一緒に遊んでみることにした。
あやとりは、「ノルウェー人の曾おばあちゃんが教えてくれたの」とエミリーが言うからには、ノルウェーにも昔からあやとりがあったらしい。でも、日本発祥の伝統遊びは他に何かあるはず。私は子供の頃に遊んだ数々の日本っぽい遊びの記憶を辿りながら、質問してみると、
「けん玉は?」「似たのがあるよ〜」
「駒まわしは?」「ある」
「ダルマさんが転んだは?」「あるよ。でも名前が違うな、レッドライト・ブルーライトって言うんだけど」
「ゴム飛びは?」「あるある。チャイニーズジャンプロープだよ」
と、こんな具合で私の思いつく子供の遊びは、ここアメリカにも存在していたのだ。

あやとりの発祥の地ってどこなの〜? と思い、国際あやとり協会の管理人さんに問い合わせてみた。
管理人さんによると、「糸’(植物の茎・樹皮などの繊維、動物の腱などをなめした紐)を手指に絡めたり引っ張ったりすることは、大昔から自然発生的に世界各地で行われていたでしょう。それが簡単なトリックとなり、さらに 両手で作るパターンへと発展していったと思われます。“≪あやとりすること≫それ自体は、ある特定の個人・社会によって発明されたのではない” と考えるべきでしょう。私個人的な見解では、≪あやとりすること≫それ自体には特定の発祥の地は存在しない。取り方に特徴のある個々の<あやとりパターン>には発祥地がある、と考えられますが、そのほとんどは発祥地不明です」とのことだ。

なるほど、日本の遊びだとばかり思っていた「日本伝統の遊び」が、実はどこにでもある遊びだったというのは、ちょっと寂しいような気がしないでもないが、現在プレイステーションや任天堂などのゲーム機が子供の遊びとして世界中に広がっているのは、日本発祥の遊びと言えるのかもしれない。(シカゴ/あらた)

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