
株式会社角川クロスメディア発行『Highway Walker』(写真は最新の5月号。4月20日ごろからネクスコ東日本のSA・PAで配布開始)<br>KUNG FU PANDA TM (c) 2008 by DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved
最近、駅やコンビニでよく目にするフリーペーパー。個人的にもよく愛読している。
ところが先日、あるホームセンターで『アクアリウムWalker』なるフリーペーパーをゲット。内容は熱帯魚や鳥、うさぎなど小動物全般のイベント情報やアクアショップ特集など。うーん、かなりフリーク向けな感じ?
「〜Walker」(ウォーカー)といえば、『Tokyo Walker』(東京ウォーカー)などでお馴染みの隔週誌。「ウォーカー系」のフリーペーパーといえば、ほかに高速道路のサービスエリアにある『Highway Walker』(ハイウェイウォーカー)を思いつくけど……、他にもあるのだろうか?
そこで発行元の株式会社角川クロスメディアに問い合わせてみると、実はかなり種類があることが判明。なかでも一般の人が入手しやすいのは次の3誌。まず前述の『Highway Walker』(ハイウェイウォーカー)。これはNEXCO東日本が管理・運営する177カ所のSAやPAなどに置いてある。そして私が見つけた『アクアリウムWalker』。さらに犬猫好きに向けた『Wannyan Walker』(わんにゃんウォーカー)なるものもあり、いずれもペットの取り扱いがある関東地方のホームセンターなどで配布しているそう。
「ほかにも個宅配送など、特定の人に向けたものもありますよ」
たとえば『SHUSHOKU Walker』(就職ウォーカー)。大学3年生などを対象に面接ノウハウや企業情報などを掲載している。
ユニークなのは、成人式を迎える人を対象に年に一度発行している『KIMONO Walker』(キモノウォーカー)。実は一般の書店でも売られているのだが、多くは呉服店などが買い取り、お客さんに配布しているのだとか。
ちなみにこれらのフリーペーパーに共通していえるのは、
「読者の顔が見えるということですね。逆に誰がとっていくか分からないものは作りません」
なるほど、確かにどれもターゲットが明確だ。また今後のプランとしては、
「今やっているものをより充実させていきたいですね。例えば“わんにゃんウォーカー”も、せっかく犬猫好きの読者が集まっているのですから、会員化してイベントを行ったり、コミュニティを作ったり。その輪をより深くしていきたいと考えています」
これだけフリーペーパーが増えた今、今後はその淘汰も進んでいくはず。こうした差別化はますます重要になるだろう。
いずれにしても他とはひと味違うウォーカー系フリーペーパー。今後の展開も楽しみです。
(古屋江美子)
・(株)角川クロスメディアHP
内容は様々だが、グルメ系や地域のイベント情報などが多い。
ところが先日、あるホームセンターで『アクアリウムWalker』なるフリーペーパーをゲット。内容は熱帯魚や鳥、うさぎなど小動物全般のイベント情報やアクアショップ特集など。うーん、かなりフリーク向けな感じ?
「〜Walker」(ウォーカー)といえば、『Tokyo Walker』(東京ウォーカー)などでお馴染みの隔週誌。「ウォーカー系」のフリーペーパーといえば、ほかに高速道路のサービスエリアにある『Highway Walker』(ハイウェイウォーカー)を思いつくけど……、他にもあるのだろうか?
そこで発行元の株式会社角川クロスメディアに問い合わせてみると、実はかなり種類があることが判明。なかでも一般の人が入手しやすいのは次の3誌。まず前述の『Highway Walker』(ハイウェイウォーカー)。これはNEXCO東日本が管理・運営する177カ所のSAやPAなどに置いてある。そして私が見つけた『アクアリウムWalker』。さらに犬猫好きに向けた『Wannyan Walker』(わんにゃんウォーカー)なるものもあり、いずれもペットの取り扱いがある関東地方のホームセンターなどで配布しているそう。
「ほかにも個宅配送など、特定の人に向けたものもありますよ」
たとえば『SHUSHOKU Walker』(就職ウォーカー)。大学3年生などを対象に面接ノウハウや企業情報などを掲載している。
そのほか東急カードのお得意様会員を対象にした『Qualite by 大人のWalker』、日本ウオーキング協会の会員に向けた『Walking Life by 大人のWalker』、近畿日本ツーリストのシニア会員に送る『大人のWalker TRAVEL』など実に多彩なラインナップ。
ユニークなのは、成人式を迎える人を対象に年に一度発行している『KIMONO Walker』(キモノウォーカー)。実は一般の書店でも売られているのだが、多くは呉服店などが買い取り、お客さんに配布しているのだとか。
ちなみにこれらのフリーペーパーに共通していえるのは、
「読者の顔が見えるということですね。逆に誰がとっていくか分からないものは作りません」
なるほど、確かにどれもターゲットが明確だ。また今後のプランとしては、
「今やっているものをより充実させていきたいですね。例えば“わんにゃんウォーカー”も、せっかく犬猫好きの読者が集まっているのですから、会員化してイベントを行ったり、コミュニティを作ったり。その輪をより深くしていきたいと考えています」
これだけフリーペーパーが増えた今、今後はその淘汰も進んでいくはず。こうした差別化はますます重要になるだろう。
いずれにしても他とはひと味違うウォーカー系フリーペーパー。今後の展開も楽しみです。
(古屋江美子)
・(株)角川クロスメディアHP
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