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歩行者横断用信号機が微妙にモデルチェンジしたワケ

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歩行者横断用信号機のビフォー・アフター

この前、近所のスーパーの前を歩いていて、あることに気づいた。歩行者横断用信号機がひそかに新しくなっているのだ。以前は「歩行者マーク=白色、背景=赤と青」だった配色が、「歩行者マーク=赤と青、背景=黒」へとモデルチェンジしているじゃありませんか。
よくよく見ないと気づかないけど、このリニューアルには何か理由があるのだろうか?
さっそく警察庁に問い合わせてみた。

「『歩行者マーク=白色、背景=赤と青』タイプは電球を使った歩行者用交通信号灯器で、『歩行者マーク=赤と青、背景=黒』タイプはLEDを使った新しいタイプの信号灯器になります」
LEDって、あの発光ダイオードの? クリスマスのイルミネーションとかに使われているアレですよね。
「はい。いま警察では、歩行者用交通信号灯器の『擬似点灯』を防ぐため、従来の電球式をLED式に切り替える作業を積極的に行っています」
あのう、たびたびすみませんが、『擬似点灯』って何ですか?
「『擬似点灯』とは、歩行者横断用信号機に西日などの強い光が反射して、ライトが点灯していないのに点灯していると錯覚してしまうことです。LED式信号機は、こうした『擬似点灯』を解消するために導入されたんですよ」
ほほう、なるほど。LED式にリニューアルしたのは、信号の見まちがいを減らすための工夫だったんですね。

このLED式歩行者横断用信号機は2002年(平成14年)に警察庁で標準仕様が策定されて以来、全国で積極的な導入が進められているとのこと。では、私が見落としていただけで、意外と前から導入されてたんですね〜。なんとウカツな。

LED式歩行者横断用信号機は、従来の電球式と比べた時に違和感がないことを基本に、さまざまな試験用灯器で学識者や高齢者、色弱の方、弱視の方などに確認テストを行った結果、現在の色や形状、デザインに決まったのだそう。
これまでの電球式となるべく変わらないように作られたのなら、私がリニューアルに気づかなかったのも無理ないですよね(と言い訳しておこう)。

LED式のメリットは『擬似点灯』防止だけでなく、環境面でもプラスになっているという。電球式の電球寿命は約半年〜1年だが、LED式の電球寿命は6〜8年とかなり長持ち。省エネルギーで長寿命な点も、リニューアルの決め手になったそうだ。

今までLEDと聞いても、ただ漠然と「すごく明るい」というイメージしかなかったけど、今回の調査でいろいろなメリットが実証されて、目からウロコでした。
みなさんの身の回りにある歩行者横断用信号機は、もうLED式になっていますか? 今度お出かけの際にぜひチェックしてみてください。
(藤井春香)

2008年4月16日 00時00分

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