肩こり、腰痛、冷え症、目の疲れ……。エステに行ったり、整体に通ったり、ヨガのレッスンを続けているのだが、そのときはちょっと症状が軽くなったような気がしても、すぐに元に戻ってしまってなかなか悩みがなくならない……という方は多いよう。
さまざまな健康グッズが氾濫し、メタボ対策など国を挙げて「健康になろう」と啓蒙を続けているというのに、病気になる人は減るどころか、心の病を含めてどんどん増えているのが現状といってもさしつかえありません。
現代の「ストレス社会」がそうさせたのかもしれません。「食」に問題があるのかもしれません。しかし、実は「自分が無意識に体のどこかに緊張を強いている結果が、体の不調となっている場合が多い」のだそうだ。
「まず、自分にとってラクな状態を知ること。そして、とてもいい状態をイメージして、体にその感覚を覚えさせることが重要」とおっしゃるのは、整体、太極拳、「体の再教育法」と呼ばれるトレガー・アプローチなどを経て、現在、横浜を中心に「ラクな体」になるためのボディワークを指導している、坂本春之氏。
「例えば、レモンを想像しただけで、口の中に唾液がいっぱい出てきますね。それは、すっぱいレモンを食べたという経験がそうさせているのです。このように、私たちの体は経験によって左右されることが多いのです」
「また、以前は100メートルを10秒以内に走ることなど不可能だと言われ続けていたのが、誰かが一度10秒を切った途端、多くの選手がつぎつぎに9秒台で走れるようになった。これは10秒以内で走ることなど無理だ、という思考の壁が取り払われた結果のことです」
「このように、まず自分の体のどこかに緊張を強いている部分があるかどうか、そしてラクな状態はどんな状態かを知り、イメージするによってちょっとした変化に気づくことが、なりたい自分に近づく第一歩になるのです」
坂本氏の指導方法のひとつを紹介すると、例えば「冷え症」。…
