巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

0

故郷に帰ること、なんといいますか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

屋久島で見かけた岩山。縄文杉以外にも見どころいっぱい

「オリンピック代表○○選手 帰鹿」
ちょっと前に屋久島に行ったとき、テレビのローカルニュースでこんなテロップが流れた。「帰鹿」ってなに、と頭の中がしばらく「???」となったのだが、ニュースの中身はといえば、鹿児島出身の北京オリンピック代表選手がゴールデンウィークに里帰りした、という内容。「鹿児島に帰る」を略して「帰鹿」と書くらしい。

筆者は長野県出身だが、「帰長」なんて文字は見たことがない。他県はどうなのだろう。鹿児島のお隣、東国原知事で知名度急上昇中の宮崎はどうだろうか。宮崎市観光協会に電話をしてみた。
「鹿児島の『鹿』を『宮』に変えて、『帰宮(きぐう)』と言います。ただし、正式な表現ではありません」
おお、宮崎でも使うらしい。お次は北陸、石川県。金沢出身の友人に聞いてみた。「帰金」というのかな。
「父が日記なんかに、『帰沢』って書いてた。そう言えば」
これは、「きたく」ではなく「きさわ」と読むらしい。その他全国を調べてみると、次の3つのパターンがあることが分かった。1つ目は、鹿児島のように「帰」+「最初の一文字」と書くパターン。帰札(札幌)、帰仙(仙台)、帰福(福井)、帰宮(宮崎)など。2つ目は、「帰」+「最後の一文字」というパターンで、帰沢(金沢)、帰阪(大阪)など。帰京(東京)もこのパターンだ。そして3つ目は、「帰」+「昔の名前」というパターン。帰洛(京都)などである。いずれも会話では使わず、書き物で使う。読み方がはっきりしない場合もあるようだ。

一方、稚内、一ノ関(岩手)、福島の友人達からは「そんな表現はない」という回答が。土地土地によって、使われていたり、使われていなかったりするようだ。「帰」の文字に自分の故郷の一文字を付ければ出来ちゃう簡単な表現なので、最近はブログなんかで造語として使っている人も多いみたい。

さて、ここでひとつ応用編を紹介。それはお客さんを迎える時の表現。この前、金沢在住の友人から「来沢お待ちしております」というメールが来た。そう、「帰」を「来」に変えれば、その土地に来る、という表現になるのだ。来札(札幌)、来宮(宮崎)など。遠くまではるばるようこそ、という感じがチョットいいのだが、この表現には全国に2カ所だけ例外がある。さあ、どこだろう。

それは東京と京都。それぞれ「上京」「上洛」となる。この2つは辞書にも載っている正式なコトバで、歴史の重みがある。
(R&S)

※上記の記事内容に誤りがございました。『名古屋の友人達からは「そんな表現はない」という回答が。』と記載しておりましたが、名古屋では「帰名」という言葉が使われることがあり誤りでした。内容を削除させていただきました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます
関連キーワード

2008年5月28日 00時00分

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品