1億円以上が当たる確率が一番高いくじは?
あなたも“夢“を買ってみては?
昔に比べて当せん金額が格段に高くなった“くじ”。宝くじではジャンボとロト6、スポーツ振興くじではBIGが1億円以上の当せん金額なのはご存知の通り。


これら3つの“くじ”を簡単に説明すると……。

ジャンボ宝くじは、番号が印刷された券を1枚300円で購入し、抽選でその番号が一致した数に応じて当せん金が支払われる。

ロト6は1〜43の番号の中から好きな数字を6つ選んで1口200円で購入。抽選でその数字が一致した数に応じて当せん金が支払われる。コンピュータまかせでランダムに6つの数字を選ぶことも可能だ。ちなみに全ての組み合わせは、609万6454通り。
1等が出ない場合、その金額は、翌週にキャリーオーバー(繰り越し)される。

BIGは、サッカーJリーグ14試合の90分間での結果(ホームチームの勝ち=1、その他(引き分け・延長)=0、負け=2)について、事前にコンピュータがランダムに選択したものを1口300円で購入する。自分で予想した試合結果で購入することはできない。実際の14試合の結果と購入したチケットの14個の数字(1、0、2)が一致した数に応じて当せん金が支払われる。1等が出ない場合、または1等6億円が出ても1等配当金が余った場合、その金額は、次回にキャリーオーバー(繰り越し)される。

どうせ買うなら少しでも当たる確率の高い“くじ”を買おうと思ったところで素朴な疑問が。
この3つの“くじ”のうち、1等が当たる確率が一番高いものはどれだろう? そこで、ジャンボとロト6はみずほ銀行宝くじ部、BIGは日本スポーツ振興センターに聞いてみることに。

結果は以下の通り。

ジャンボ:1000万分の1
ロト6:609万6454分の1
BIG:478万2969分の1

BIGはジャンボ宝くじに比べて1等当せん確率が倍以上。ロト6も倍まではいかないが、かなり高い確率だ。

ただし、ここで考慮しないといけないのが1等の発生率。ジャンボは必ず1等が出るが、BIGとロト6は1等が出ない場合がある。
特にBIGのキャリーオーバー発生率はかなり高く、これまで57回中50回でキャリーオーバーが発生しており、32回で1等が出ていない。ちなみに今シーズンは、14回連続でキャリーオーバー中だが、14回中11回で1等6億円が出ている(6月9日現在)。それでも当たれば最高6億円と3つの“くじ”の中で一番高いのが魅力だ。一方、ロト6のキャリーオーバー発生率はそれほど高くなく、1等発生率はBIGよりも高いが、逆にキャリーオーバー発生時の1等の最高額である4億円が出る確率は少ない。

BIGよりもロト6の方が1等発生率が高いのは、おそらくロト6が自分で好きな数字を選ぶこともできるからではないだろうか。自分でいろいろと出目を研究して購入する人も多いため、1等当せんが多いのでは? 逆にBIGは完全なランダム形式なので、自分で出目を選択できないために、1等が出ないことが多いのかも知れない。


また、当せんチャンスに大きく関わってくるのが発売サイクル。ジャンボの発売は今のところ年5回(ドリーム、グリーン、サマー、オータム、年末)なのに対し、ロト6は毎週、BIGはJリーグのシーズン中はほぼ毎週結果が発表される。毎週購入すればそれだけ出費は多くなるが、その分当せんチャンスは高くなるだろう。

単純に1等の当せん確率のみを比較すると一番確率が高いのはBIGだが、1等の発生確率や発売サイクルを考えると、どの“くじ”が最も当たりやすいかひとくちに言うのは難しい……。あとは個人の好みの問題だろう。個人的には毎週楽しめるロト6とBIGがおすすめだ。


何はともあれ、“くじ”は買わないと当たらない。一攫千金を夢見る人は購入してみてはいかが?
(S・I/C-side)