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交通事故で、「大丈夫?」と聞かれたら……

ライター情報:田幸和歌子

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交通安全です。

このほど、小学校などで、「もし、交通事故にあったら、相手に『大丈夫?』と聞かれても、『大丈夫』とは言わないこと」という、交通安全指導が行われていた。

「欧米などでは、事故などの際、絶対に自分から謝ってはダメと教えられる。自分の過失になってしまうから」などとよく聞くし、なんともなかったようでも、時間が経って、後遺症が出る可能性があるからだと思って聞いていると、
「『大丈夫』と言ってしまい、そのままうやむやにすると、運転手がひき逃げ扱いになってしまう場合もあるから」というのだ。ちなみに、これは警察署からの指導だという。

相手に自分の連絡先を伝えずに去ったら、ということなのか。でも、届出はもともとすべきだろうし……と思い、近隣の警察署に聞いてみたところ、
「ひき逃げになるかどうかは……ケースバイケースですね」と曖昧な返答だった。

だが、ある警察関係者によると、
「その指導・認識は、そもそもおかしいですね。もし、交通事故があった場合、相手が『大丈夫』と言おうが言うまいが、そんなことは関係なく、運転手には警察への届出・報告義務があります。報告義務を怠ってしまうことが、『ひき逃げ』ですから」
とのこと。
言われてみれば単純な話で、まさにその通りなのだが、こんな妙な話が警察署から通達されるのには、理由があるらしい。
「子どもは交通事故にあったとき、つい『親に不注意を怒られる』と思って、『大丈夫』と言ってしまうことがあります」

運転手側としては、どんなに小さな事故であっても、届出をしなければいけないのは、当然の義務。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2008年10月22日 10時00分

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