先日、友人の家に泊めて貰ったところ、用意してくれたタオルがふかふかで、かつ、優しい香りがほんのりとして、お母さんに包まれているような穏やかな気分に。乾いた洗濯物が直接肌に触れた時の心地よい柔らかさや、柔軟剤の程よい残り香というものは、子供の頃、毎日洗濯してくれていた母親そのものを連想させてしまうようだ。


それに引き換え、我が家の乾いた洗濯物はどういうわけか、やさしい香りがほとんど残ってくれない。何故だろう? 使っている柔軟剤は同じものだったのに、この差は何だ? 友人は、特に気を使ってやっていることはないと言う。毎日面倒臭くはあるのだが、どうせやるならほんのりいい香りがするふっかふかな乾きあがりにしたいもの。

理想に近づくにはどうすればいいのか? 早速、ライオン株式会社・広報の下谷由紀さんに伺ってみた。
まず、「同じ柔軟剤を使っても乾きあがりに差が出てしまうのはどうしてなのか?」、という疑問については、「それぞれの家庭のお洗濯方法や洗濯物の繊維質の種類などによって、香りの残り方は異なることがあります」とのこと。

そこで、自分でも工夫出来ることについて聞いてみたところ、

「柔軟剤の使用量を少し多めに調整してみましょう。それから、洗濯物の汚れが落ちきっていないと、柔軟剤が持つ本来の香り立ちが弱くなるので、しっかり汚れを取り除くことも大切です。汚れがひどい時は、液体酸素系漂白剤と酵素入り洗剤を一緒に溶かした洗剤液に、30分~2時間浸け置きしておくといいでしょう」とのアドバイスをいただいた。

さらに、ふかふかに乾かすコツとしては、洗濯機で脱水後、洗濯物をふりさばくなどして繊維をほぐすようにすると、よりふんわりと仕上がるそうだ。また、乾燥機が使える衣料ならば乾燥機を使うのも効果的だという。

なるほど! そんなに特別なことをしなくて、ちょっとしたことで、大きく乾きあがりが違ってくるのですね。ほんのりいい香りとふっくら感両方を味わうためには、汚れをしっかり落とすこと、そして干す時のひと手間を惜しまない。
これが大事なのだ!

それから、もう一つ、洗濯機の内部は想像以上にカビで汚れているもの。定期的に、専用洗剤などを使って、洗濯機自体も綺麗にしておくことは、洗濯物を綺麗に仕上げるためにも、とっても大切なことだ。

さあ明日からあなたもレッツ エンジョイ 洗濯ライフ! お母さんのような優しい香りのする乾きあがりで、いい気分に包まれよう!
(ミズリン/studio woofoo)
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