巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

0

誕生100年、キューピーに見る「元祖キャラクタービジネス」

このエントリーをはてなブックマークに追加

初期のキューピー人形。

( 1 / 3 )

いわゆる「キャラクター商法」というものが人類史上、いつ頃から始まったのかはわからないが、もっとも古く、かつ世界的に親しまれてきたものの一つが「キューピー」だろう。その容姿から赤ちゃんのようにも、またその名前から天使のようにも見えるキューピーがこの世に誕生して、この12月でちょうど100年を迎える。それを記念した展覧会「誕生100年 ローズオニールキューピー展」が、12月10日から24日まで東京・銀座の松屋8階で開催されている。そこで、展示されている品々をなぞりながら、キャラクターとしてのキューピーについて考えてみたい。

キューピーが登場したのは1909年、アメリカの婦人向け雑誌「レディースホームジャーナル」12月号でクリスマス特集の短編ポエムに添えられたイラストが最初。クリスマスの晩に子どもの枕元にやってきて、幸せをもたらす擬人化された存在として無数のキューピーたちが集団で描かれている。ただし、このキューピーたちは決して天使=Cupidではなく、「Kewpie」というスペルの、古くからある言い伝えなどとは別の擬人化キャラとして扱われている点に注目したい。

つまり、音のニュアンスから誰もが知っている「天使」のイメージを残しつつ、全く新しいキャラを創造したということ。言うなれば、親近感と斬新さを融合させた、現代のキャラクター作りを1世紀先取りしたその道の元祖そのものなのだ。

続く1910年1月号では、当時の最先端技術であるライト兄弟による世界初の飛行機に乗って冒険の旅に出るキューピーたちのイラストが登場。

ライター情報: 足立謙二/studio woofoo

大手通信社を経てフリーに。特撮・鉄道・ゲーム・昭和レトロなど古典的オタク分野に“わりと”精通。

2009年12月16日 10時00分

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品