先日訪れた平城遷都1300年祭のメイン会場「平城宮跡」では、イタリアン~エスニックまでたくさんの奈良が誇る名店が出張店舗を出しており、お昼ごはんに何を食べるか迷いまくりだった私。どうせならここでしか食べられないものを……と思っていたところ、『東鮓(あづまずし)』が出している、「遷都すしバーガー」なるものを発見。


バンズの部分が古代米の一種「黒米」の酢飯になっており、その間にえびの天ぷら、煮あなご、ロースハム、卵焼き、胡瓜、大葉、グリーンリーフなど、なんと12種類もの具がサンドしてある。和洋折衷の味をまとめ役は「わさび風味のマヨソース」で、アクセントにピクルスならぬ「奈良漬け」が入っているのがポイント。

恐る恐るひと口、食べてみたところ意外なおいしさ。ちょい洋風の巻き寿司みたいな感じといったらいいのでしょうか? 個人的には、レモンとかアボカドなども入れてみたくなった。1コ680円とハンバーガーとしてはやや割高に思えるかもしれないが、贅沢な具がたっぷり入っているうえに、1コで満腹になるので満足度はかなり高いかも。なにしろ、片手で食べられるので芝生の上とかで食べやすいのも気がきいてます。

『東鮓』の担当者、神谷さんにお話を伺ってみたところ、「1日300個限定で販売しているのですが、おかげさまで、早いときは午後1時にはすでに完売してしまうほどご好評をいただいております」とのこと。「子供から高齢者、外国人にいたるまで喜んでもらえるものを」ということで形状はもちろん、具材選びにも熟考&試作を重ねたそう。
なるほど、外国人にとっては「寿司」「天ぷら」という2大ジャパニーズフードが1コで味わえる、ということで喜ばれそう!

また、「さまざまな文献をひもとき、平城京をしのんでいただける具を使うようにしました」とのこと。
奈良漬けは、長屋王の「木簡」(お手紙や書類を書くとき、紙の代わりに使われていた板のこと)に「加須津毛瓜」という文字が記されており、当時から奈良漬の原型といえるものがあったことから使用。また、クリームチーズは、この時代に「蘇」といわれるチーズの原型があったことから。さらに、バンズに使われた黒米は「遣唐使」の時代、唐の美女・楊貴妃が美容食として好んでいたものだから……ということで、それぞれにちゃんと意味があったんだなぁ~感心!

ちなみに、「遷都すしバーガー」を売っているお弁当屋さんは会場に到着してすぐのメインエントランス内北側にあるので、広大な敷地を巡った後でお昼時に買いにいっていたのでは間に合わないかもしれません。
到着したら、すぐに買っておくことをおすすめします~。
(まめこ)
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