普段、食べ慣れているハンバーガーも、わが子が作ったとなれば、いつもより美味しく感じられるはず。

去る11月23日は勤労感謝の日。
いつも家事で忙しい両親を外食でねぎらう「外食の日」でもあるこの日にちなみ、日本マクドナルド株式会社では、子どもたちが親に感謝の気持ちをこめてハンバーガーを作るユニークな親子イベントを開催した。

イベントは、実際の店舗と同じ設備を持つマクドナルドの研究施設で実施。子どもたちはキッズサイズの帽子とエプロンを付け、かわいらしいクルーへと変身。最初のうちは普段カウンター越しに眺めるだけのキッチン内部に興味津々な様子でキョロキョロしていた子どもたちも、いざハンバーガー作りとなると真剣そのもの。一人ひとり直接クルーに教わりながら、丁寧にハンバーガー(正確にはチーズバーガー)を作っていた。

今回はハンバーガー作りに加え、カウンターでドリンクのオーダーを取り、商品を手渡すまでの一連のオペレーションが子どもたちのお仕事。
実際にカウンターに立つと、満面笑顔の子もいれば、ちょっと照れた表情の子も。親たちはみな嬉しそうにわが子にカメラを向けていた。

その後は客席でさっそく試食。「(わが子の作ったハンバーガーは)いつもの味とはちょっと違う」と親たちも満足気。また、子どもたちも「ケチャップ&マスタードを出すのが、意外に力が必要で難しかった」「バンズに具材を載せるのが楽しかった」など興奮しながら感想を教えてくれた。

イベントでは、マクドナルドのキャラクター“ドナルド・マクドナルド”と食に関する正しい知識を学んだり、インフルエンザシーズンに備えて品質管理担当が正しい手洗いの方法を教えてくれるワークショップも実施。
「感謝状」や「お手伝いクーポン」を作成して親にプレゼントするコーナーもあり、子どもはもちろん親にとっても思い出に残る一日になったようだ。

マクドナルドでは、子どもたちにバランスよく食を選べるようになってほしいとの思いから、CSRの一環として教育支援(食育支援)に力を入れている。専門機関や学校と連携して食育授業を支援しているほか、今回のような体験型のイベントも年に何回か実施しているそう。プログラムはそのときによって多少変わり、たとえば今回は勤労感謝の日ということで、実際のクルーにより近い仕事が体験できるような内容に。客席の後片付けまで子どもたちがおこなった。


親しみのあるマクドナルドを通じて、子どもたちがさまざまなことを学べる貴重な機会。
現在のところ、こうしたイベントは東京のみだが、CSR部の岡野弘明部長いわく、
「いずれはこうした体験型のイベントをローカルエリアにも拡げていきたい」
とのことなので、今後の展開にも期待したい。イベントの告知はホームページなどでおこなっているそうなので、気になる人はぜひチェックしてみては。
(古屋江美子)