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勝負の世界で戦う甲子園球場の「売り子」がすごい

ライター情報:山下敦子

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阪神甲子園球場の売り子はほとんどが大学生。直近一カ月の販売数のエリア順位が腕章に書かれ、仲間同士、目的意識を持ちながら笑顔で働く姿が印象的だった

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甲子園で行われた阪神・巨人戦。試合の盛り上がりはもちろんだが、それ以上に球場でビールやチューハイを販売する「売り子」たちの笑顔に魅せられた。売り子たちは、販売する時にお辞儀をして片手を挙げ、よく通る声で「ビールいかがですか」と声を張り上げているが、満面の笑みでとてもさわやか。

野球そっちのけで観察していると、彼女たちの腕につけられた腕章には何やら「1位」「2位」と、成績のようなものが付けられている。売り子はほとんどが女子大学生というが、会社で営業成績が社内に張り出されることはあっても、腕に成績が張り出されるってプレッシャーにはならないのだろうか?

阪神甲子園球場の担当牛尾さんによると、甲子園では1ゲームで平均200名が売り子として働く。給料は出勤したことに対する固定給+杯数ごとの歩合が基本だという。メーカーによるが各社ビールサーバー内の樽には約20杯分の生ビールが入り、売り子たちは試合中に何度も樽を入れ替えるそうだ。

腕章に書かれているのは、直近一カ月の販売数のエリア順位だ。各売り子に目的意識を持たせることで販売数の向上、接客サービスの向上を目指しているという。「新人売り子は、腕章売り子を見ながら成長しますので全売り子の目標、お手本になるような接客態度、礼儀、明るく元気な販売ができるように教育しています」(牛尾さん)。彼女たちは樽を交換するときに、リアルタイムで自分の販売数が分かるという。
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ライター情報: 山下敦子

映画字幕編集職を経て現在はフリーランスライター。カナダ滞在歴約5年。現在は大阪を拠点に活動し時々海外逃亡。

URL:http://www.geishaonthego.com/

2013年8月1日 07時00分

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