まず、このPCの118×70×56ミリというサイズに驚きだ。上から見ると、スマホよりちょっと大きいくらいで、厚みは弁当箱くらいといった感じ。電源を入れても、冷却ファンやハードディスクがないため、音はまったくしない。パソコンなのにこんなに小さくて静かとは……。
モバイルPCやタブレットではないので、使用するには、これにモニターとキーボードとマウス、そして電源をつなぐ必要がある。
さて、ここで使い道のひとつを思いついた。それは、外出先での使用だ。「携帯可能なデスクトップPC」なんてあまり聞いたことがないだろうが、同製品なら可能だ。
この大きさならカバンに入れて持ち運べるので、あとは仕事先や友人宅にあるPCのモニターとキーボード、マウスにつなげばいいわけ。また、Wi-Fi、Bluetoothといった規格に対応しているので、インターネットと各種機器にワイヤレスコネクトもできる。
「ノートPCをもっていけばいいじゃん」と突っ込まれそうだが、もちろんそれでもいい。だが、「LIVA MINI PC KIT」のほうが一般的なノートより小さくて軽く、モニターとキーボード、マウスが外出先にあることが確実なら、これで十分なのだ。
それから、2つ目の使い道は、サブのPCとしての使用。デスクの隙間にチョコンと置いて、メインマシンと併用する。これは誰しも考えることだが、あえて提案したのは、Linuxの活用だ。メインマシンはたいていWindowsかMacだろう。
3つ目は、リビングPCとしての使用。
それから、番外編として、トイレへの設置はどうだろう。タッチパネル式モニターをドアの壁に掛け、「LIVA」はトイレットペーパーのストックしてある棚にでも置けばいい。OSがWindows 8.1なら、トイレでもタッチ操作でなんでもできそうである。「いろいろ考え事をすることが多いトイレの中だからこそ、PCが必要」と思うのは筆者だけであろうか。
以上、いくつか考えてみた。気に入ったものがあったら、ぜひ試してみてほしい。
(羽石竜示)