ギターやベースならまだしも、吹奏楽部が使っているような楽器はどうやって演奏すればいいか全く分からない、という人も多いはず。とある素材サイトの写真も、どうやら楽器の演奏方法を知らないまま撮影しているのかもしれないと、Twitterでは経験者からツッコミが入りまくっている。


楽器経験者にしか分からない違和感


Twitterで「Facebookでちょっと話題になってたから調べてみたら衝撃画像のオンパレードだった」と4枚の写真を投稿された。その画像はクラリネット、サックス、フルート、トランペットを吹く学生たちが写されているもの。「何がおかしいかわからない」という声もあるように、素人目には全く違和感のない画像にも見える。

しかし、楽器経験者たちからは「なにこの楽器の持ち方…」と驚きの声が寄せられる。各楽器のどこがおかしいのかを詳細に解説してくれているので、紹介しよう。

何がおかしい? 楽器の演奏方法


まずはクラリネットの吹き方。クラリネットの吹き口にはリードと呼ばれる木の板を装着するのだが、本来ならリードは裏側になり、正面からは見えないはず。
しかし素材の写真はリードが表に装着されてしまっている。同じようにサックスもリードが反対についていて、「リード上で吹いても上唇がくすぐったいだけだから」「歯が滅茶苦茶痒くなるからやめた方がいい」というツッコミが入る。

そしてフルートは「脇をしっかりとしめて吹いていること」「マウスピースに口をべったりつけていること」が間違い。演奏時の姿勢が大切なフルート奏者からしてみれば、机に座って演奏しているというのも許せないポイントのようだ。トランペットに関しては、左手が本来とは全く違う場所に置かれているため、「トリガー」と呼ばれる部分にかけるはずの左手の指が間違った場所をつかんでしまっている。

この間違いだらけの画像はテレビ朝日の音楽番組『題名のない音楽会』でも使用されたようで、斜め前からでもリードがしっかり見えているクラリネットを演奏する学生の写真に「オーケストラの番組なのに…」と残念がる声もちらほら上がっていた。