地域によっては大雪や猛吹雪により、試験開始時間を繰り下げた会場もあった2017年の大学入試センター試験。

しかし、1月14~15日、Twitterでは「リアルセンター」という言葉も多数つぶやかれていた。


「リアルセンター受ける?」
「今からリアルセンターだから怖い」
「リアルセンターとかいう練習で良かったと思う」
「1年のリアルセンターは数学8割超えたことしか覚えてない」
「リアルセンターって何時までやってる茶番ですか」
「高1なのにリアルセンターっていうセンター的な模擬強制参加とかいうねorz」
「リアルセンターめんどくせい」
「リアルセンターとか、もう、新聞見れば勝ちじゃね?」
「腰いたすぎ。今日のリアルセンター詰んだ」
「明日リアルセンターやだ 2年後には本番のセンター試験とか考えるだけで胃痛する」


試験当日の数時間後に同じ問題の模試を受ける


この「リアルセンター」とは、1月14日、15日に開催された「大学入試センター試験」の模擬試験のこと。
センター試験当日の2017年1月14日と15日、高校1、2年生などが本番のセンター試験と同じ問題にチャレンジし、受験をシミュレーションできるというしくみだ。

もともとセンター試験直前の12月などに、当日と同じ会場・同じ時間割で行う本番さながらのシミュレーションテストはあった。しかし、「リアルセンター」のすごいところは、大手予備校や学習塾が本番のセンター試験問題を入手し、試験当日の数時間後、あるいは翌日に、まったく同じ問題を解くということ。

首都圏を中心とした大都市では、少なくとも10年くらい前にはすでに行われていたようで、個人で申し込めるほか、進学校では強制的に高1、高2全員がエントリーとなっていることが多い。
特に高1の冬の時点では、志望校が決まっていない人は当然多いものの、本番の試験の問題傾向を知り、雰囲気が味わえること、現時点での自分の実力を確かめられることなど、メリットはたくさんある。


意外に多かった呑気な声


実際、「センター試験受ける人はできるだけリアルセンター受けとけって先生が言ってたよ」「だってセンター試験受ける人はだいたいリアルセンター受け取ったがいいやん」といったつぶやきがある一方で、意外に多数見られたのが、こんな声だ。

「リアルセンターの受験票ない人ってどれくらいいます?」
「リアルセンターの受験票学校に忘れた」
「リアルセンター受験忘れ同志を見かけた」
「リアルセンターの受験票確実に学校。自信しかない。絶対学校」
「受験票のかみ無くてもリアルセンター大丈夫だよね(無くした顔)」
「【急募】リアルセンター参加表無しでも可能か」
「リアルセンター参加表無くても生徒手帳で何とかなると思ってきた」

さらに、「明日のリアルセンター摸試って制服でいいのかー? 誰か教えて~」「リアルセンターよりもその後が楽しみすぎて服が決まらん」「リアルセンター後飯行く人募集」などの呑気な声も。

ともかく、シミュレーションテストと違い、本当の受験生にとっては非常に重要な意味を持つ、センター試験。
まずは2日間、本当にお疲れさまでした!
(田幸和歌子)