「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


毎日がハロウィーンならいいのですが。
糸くずだらけでほつれ放題の白いカーディガンを羽織って出かけても、恥ずかしいどころか、ささくれの仮装と思われて堂々としていられますし、なにより甘いお菓子を毎日たんまりもらえるからです。

世の中にいる、甘いものがあまり好きではない人の「甘いもの苦手度」の合計を、おそらくカバーしきれるほどに、筆者は甘いものに目がありません。
「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


「五円チョコ」を買った…五千円分も


「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


甘いものの中でも特に好きなもの、それはやはりチョコレート。スマホのカメラロールに納められている、これまでに食べてきた数多くのお菓子の写真を遡って見ても、チョコレートケーキにタルト、チョコチップクッキー、フォンダンショコラ、チョコレートがかかったワッフルやパンケーキにホワイトチョコがかかったカステラ、チョコレートプリン、そして和菓子までチョコレート…といった具合に、チョコレート系統のお菓子がわんさか姿を現します。

親からもらったものではなく、自分が働いたお金で物を買うようになってから、お金のありがたみを一段と感じているため、衝動買いはせずに、買ったところで果たして本当に使うか、本当に必要か、無駄にならないか…と、買った後先のことを、商品の前でフリーズしながらイメージすることが多くなりました。
そんな買い物に慎重な筆者でも、愛するチョコレートならば確実に無駄な買い物にはならない自信を持てたので、ひっそり抱き続けていた夢のひとつ、「チョコレート大量購入」を実現させました。

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


筆者は「五円チョコ」と呼んでいる『ごえんがあるよ』。こちらを五千円分購入しました。



『ごえんがあるよ』五千円分は○○○枚!


「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


五千円分もの『ごえんがあるよ』、いつもだとお菓子は、量が多ければ多いほど気軽に手に取れるのですが、五千円分だからでしょうか、最初の一枚目を、もったいなくてなかなか開けられない…。
なのでまず、五千円分すべてを並べて記念撮影をすることにしました。

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


このひと袋ならばかわいいものですが、

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


五千円分です。

この写真の向かって左側では、『ごえんがあるよ』を並べる場所を確保するためにどかされた、シングルサイズのマットレスが2枚、押し入れの扉に寄りかかるようにして立てかけられているのです。軽く引っ越しのような体力を要したことに戸惑いましたが、しつこいようですが、何せ五千円分ですから。

人生で経験する人の方が少ないと思う、大量の『ごえんがあるよ』を黙々と並べていく作業(午後10時30分)。

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


懐かしの『ごえんがあるよ』
五千円分となると…

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


このようになります。
その数、845枚。

845枚もの『ごえんがあるよ』が、世界文化遺産みたいな姿になって目の前に…。

「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


チョコレートを愛する者にとってはこれ、今後人生で何が起きても絶対に体調不良にならない、事故に合わない、おまけに人と会うとき遅刻しない!と七福神全員から約束されたくらい幸せなことです。


『ごえんがあるよ』の上に「ごろんとするよ」



「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


「五円チョコ」を五千円分、並べてみたかった


ていうか、寝られるほどの量でした。
「ほのか」より少し強めに香るチョコレートのにおい。「マットレス、戻さないでいっか」と言ったことを憶えています。

(武井怜)