花粉症シーズン真っ只中。
鼻をズコズコしてる人にとっては、外出するときに鼻水を拭くものは必需品。
そんなとき、街頭で配ってるポケットティッシュはとってもありがたい。

ところで、そんなポケットティッシュに、聞き捨てならないウワサが。それは、ティッシュの枚数が減ってるっていうこと。なんでも昔と比べて、ちょこっとだけ薄くなってるというのだ。

それって本当なんだろうか。真相を確かめるべく、ポケットティッシュを製造・販売している大手メーカーに話を伺った。

「確かに枚数は減っているかもしれません。ポケットティッシュは、通常2枚重ねで6組、8組、10組の3種類ありますが、以前よりも、8組や6組の注文が多くなっている印象はあります」

理由は?
「調査をしていないので具体的には分かりませんが、経費削減という、不況の影響はあるでしょうね。枚数を変えても、値段の違いはあまりないですが、1円でも2円でも広告で使う経費を抑えようとしているのではないでしょうか」

ただ不況になる前からも、6組や8組の割合は増えていたという。
「もともとポケットティッシュは、銀行などの販促で配ることが多かったんですね。それが銀行以外の業種に広がり、街頭で配られるようにもなって、広告ラベルを見てもらえるだけでいいと考える企業も増えました。その場合、“ティッシュは入ってるだけでいいよ、経費的に枚数を少なくしないとダメだよ”となるんです。
街頭で受け取ってもらうために、ティッシュがあるということですよね」
こんな流れが、不況でさらに強まったってわけだ。

とはいえ例外もあるようで。
「銀行では、今も10枚のものが結構多いみたいですね。会社の景気が悪いと思われたくないのかもしれません。些細なことですが、経費を削っていると見られたくないという。企業によって、考え方はさまざまですよね」

時代の影響を受けて減ってた、ポケットティッシュの枚数。

たまに“アタリ”の10組入りを受け取ると、違和感を覚えるくらいに、今は薄いのが普通になってます。
(イチカワ)