中国・湖北省武漢市の大学にエイズウイルス(HIV)予防講座の講師として登壇するとの情報が流れ、中国国内で話題となったタレント・紅音(あかね)ほたるが1日、同省のテレビ番組収録に出演した。紅音は自身の経歴を語るとともに、「アダルトビデオ(AV)は性教育の教科書にはなりません」と訴えた。
2日付の地元紙、武漢晨報が伝えた。

 大学での性科学講座はキャンセルとなった紅音だが、1日午前に地元テレビ局のニュース番組収録に参加した。講座の発案者である華中師範大学の彭暁輝教授とともに「両性の意識と性の平等」についてトークを繰り広げた。

 その中で紅音は、高校卒業後に親に内緒でAVの世界に入り、両親はつい最近まで元AV女優であることを知らなかったこと、現在は自分の公益事業に賛同してくれていることなど自身の経歴にまつわる話を披露した。

 また、女優として活動するようになって「AVには演出効果がたくさん含まれており、人々に誤解を与える可能性があることに気付いた」とし、「AVは人々の幻想を満たすだけのもの、性の教科書にはならない」と語った。そして、実際には「避妊具の使い方を正しく学んで、自分を守らなければいけない」とアピールした。
(編集担当:柳川俊之)