昨年電撃的に結婚を発表をした福山雅治。その半年前、20年以上パーソナリティーを務めていたオールナイトニッポンを卒業したが、福山のラジオはかなりの人気を獲得していた。

福山雅治がラジオで高い人気を獲得できたたのはなぜだろうか。福山のラジオの歴史とともに振り返っていきたい。

福山雅治のオールナイトニッポンの始まり


福山雅治のオールナイトニッポンは1992年1月にスタート。オールナイトニッポンの第二部だったため、深夜3時からの放送だった。当時は「夜明けのコーヒー」というコーナーがあった。それは放送終了直前、ニッポン放送正面玄関前で福山とスタッフが一般人にコーヒーを配るという内容。しかし福山の人気が上がったことでファンが殺到したため、残念ながらも終了してしまった。


一部に昇格した福山雅治のオールナイトニッポン


二部で人気を博し、同じ木曜の二部から一部(深夜1時スタート)に昇格。その後1994年11月に、木曜日から月曜日に曜日を移した福山だが、土曜担当だったドリアン助川が逮捕されたことで、2000年3月から福山が土曜日パーソナリティーに。
土曜日の時間帯は「オールナイトニッポン」という番組名ではなかったが、福山の意向で「オールナイトニッポン」をタイトル名につけられた。

福山雅治の下ネタが大人気に


福山のラジオが人気になった要因はなんといっても下ネタ。隠しもしない下ネタを連発することで男性リスナーも増えていき、ラジオから福山のファンになったという男性も数多い。
一部を紹介すると、こんな感じだ。

■「僕は火星人(仮性包茎)ですから。
火星人であることを恥ずかしいと思わないから堂々という!」
■「(「抱かれたい男No.1」に選ばれた際に)「そんなのどうでもいいから、街中で『抱いて!』て言ってくれよ。いくらNo.1つったって実益なしじゃ意味ないよ」
■「オレはオ●ニーの神様の子ども!マーラ・ダンコーン!!」
■「(自分のチ●コは)生まれたてのハツカネズミのような、非常に奥ゆかしいチ●コ」

福山がラジオで下ネタを言うのは自身が熱心に聞いていた「鶴光のオールナイトニッポン」からで自身もラジオっ子でラジオを聞いてくれる人に楽しんで聞いて欲しいと話していた。下ネタもサービス精神からだったのだ。

昨年オールナイトニッポンは終了したがFM東京でラジオ番組は継続している。そこではオールナイトニッポン程ではないが、リスナーとのラジオを通じた交流は続いている。
ラジオが好きでラジオで育ったという福山は、きっといつまでもラジオ番組を続けてくれるだろう。
とはいえ、福山は「わかりやすい、読まれるようなヤツにはなりたくない。捕え所のない人でありたい」と言ってることを考えると、ファンやリスナーの期待をいい意味で裏切っていくのかもしれない。
(篁五郎)

「魂リク」(初回限定盤)(DVD付) CD+DVD, Limited Edition