24日付「東京スポーツ」でも報じられたGACKTのライブDVD『GACKT VISUALIVE ARENA TOUR 2009 REQUIEM ET REMINISCENCE II FINAL ~鎮魂と再生~』をめぐる詐欺騒動。昨年7月までに行われた全国アリーナツアーの模様を収めたもので、当初の発売は昨年11月18日だったが、度重なる発売延期でいまだに世には出ていない。

しかも、DVDは"代金前払い制"で税込み7,000円。すでに数千人のファンが代金を支払っているという。

 GACKTと言えば、飲食店事業の失敗などで億単位の負債を抱え、週刊誌などでは再三「金欠」と報じられた。そのため、DVDを予約したファンからは「金だけ徴収しておいて、このまま発売されないんじゃ......」と心配する声も上がっており、一部の過激ファンの中には「新手の詐欺だ!」と消費生活センターに相談する者もいるという。

 こうした事態に、GACKTは21日付のブログでファンに騒動を謝罪。発売延期の理由について「作業をするスタッフのスケジュールが合わなかったため」と説明した。

所属事務所も同紙の取材に「特典映像を用意しており、その部分の製作に時間がかかっている」と回答。だが、音楽関係者は「特典映像はGACKTが過去に出した曲のPVを焼き直したもので、時間も金もかからない。スタッフのスケジュール調整も、この仕事をやっているならば管理できて当たり前。やはり先に金だけ徴収して、何か他の負債の返済に充てたと見るのが妥当ではないでしょうか」と語る。

 GACKTの困窮ぶりは深刻で、実は昨春に大手レコード会社「エイベックス」に移籍すると見られていたが「異常なまでに高い契約金をふっかけてきたらしく、エイベとは相当揉めたらしい。ようやく今年の春に移籍が正式決定したようだが、相変わらずギャラにはうるさいと聞きますよ」(大手レコード会社関係者)という。

 前出のDVD問題以外でも、グッズやファンとのツアー企画などの"高額化"が非難を浴びているGACKT。金欠のイメージは今しばらく抜けそうもない。



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