俳優の加藤和樹(26)が今年の春に頸椎骨折していたことをテレビ番組で明かした。ところが彼はその命に関わる大怪我に気づかず1か月も過ぎてから判明したと言うのだ。


加藤和樹は平成仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーカブト』(2006年)に出演して知名度を上げている。同番組には水嶋ヒロや山本裕典も出演しておりシリーズ中でも人気の作品なのだ。彼は翌年にはドラマ「ホタルノヒカリ」に出演してさらに人気が上昇する。また、映画「神様ヘルプ!」の主演や「ミュージカル テニスの王子様」、「陰陽師~Light and Shadow~」など舞台でも活躍して注目されている。

そんな加藤和樹が今年の4月に参加したイベント中に足を滑らせて転倒したという。その事故から4か月以上が経過した9月8日に放送されたテレビ「ライオンのごきげんよう」で、彼はとんでもないことを明かした。


転倒事故でヒヤリとした彼だったが特に問題も無く、それから1か月ほどが過ぎた。その頃彼はまだできないバク宙をなんとかモノにしようと「練習を何度も何度も鬼のようにやった」のである。するとなんだか頭が痛くなり、念のために病院に行ったという。「じゃあレントゲンを撮ってみましょう」と医者は加藤和樹が訴える頭痛を治すつもりだった。ところがレントゲンの結果を見た医者は深刻な口調で「頸の骨が折れているよ」と彼に告げたのである。「第6頸椎骨折で全治6か月。
寝返りも打てない痛さのはず」と医者は呆れていた。しかも、彼の訴える頭痛はこれとは関係ないそうだ。

加藤和樹は「4月末のイベントで傷めたようだ」とあの転倒事故を思い出した。しかし、この時はそれから1か月が経過しており、しかもバク宙の練習までやったのである。『お前、骨が折れているのに何やってるんだ』と、筋肉が骨をつなぎとめてくれているのだと彼は考えた。「自分が知らないうちに体が怪我を治そうとしていることに感動した」とも話していた。


ゲストで共演していた演歌歌手の水森かおりが彼の話を聞いて、真顔で「カッコイイから、痛みもたぶん感じないのでは?」と天然なコメントをしていたが、意外とそうなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)