琉球王朝を舞台にしたベストセラー小説をドラマ化した『テンペスト 3D』の映画版の完成発表会が28日に開かれ、女優の高岡早紀(38)らが出席した。

 高岡といえば、布袋寅泰(49)とのW不倫が原因で2004年に保阪尚希(43)と離婚し、以後は松尾スズキ(48)、中村獅童(39)、市川海老蔵(33)、堤真一(47)ら数々の有名人と浮名を流してきた。
そして昨年9月、未婚のまま第3子を出産したことでも話題になった。現在、高岡は第3子の父親である実業家A氏と事実婚の関係にある。

 不動産業を中心に展開しているとされるA氏は、具体的な仕事内容は謎に包まれている。だが、決め手となった口説き文句が「芸能界の仕事を辞めても全部面倒を見る」という言葉だったと伝えられており、かなり金回りのいい人物だと見られていた。離婚や出産を経験して金銭感覚がシビアになった高岡が、経済的に頼りがいのあるA氏に惚れたのは自然な流れだろう。

 ところが、29日発売の「週刊朝日」(朝日新聞出版)が、そのA氏が多額の借金を抱えたまま行方をくらましたと報じている。


 同誌によると、A氏は複数の人物や企業から借金をしていたが、返済期日が迫った今秋に突如姿を消し、電話もつながらない状態になったようだ。金を貸したうちの一人の知人によると、A氏は「妻が保阪に支払う慰謝料が必要だから」と数千万円を借り、その時は数カ月で返済したという。だが、今度は「妻の母親が代表を務める会社が芸能活動などに使うから」と借金を頼み、3千万円を借りたまま姿を消してしまったという。

 また、A氏に金を出したある企業は、出資の際に虚偽の説明をされたとして「詐欺的だ」と断じ、A氏と高岡の母親に内容証明を送ったと証言しており、金が戻らなければ訴訟を起こすと息巻いている。

 高岡の母親は美容効果があるという水を会社で販売しており、高岡を広告塔に使っている。経営は決して順風満帆とはいえないものの、家に高級車を3台所有していたが、そのうち2台はA氏の借金のカタに取られてしまったという。


 さらに、A氏は暴走族上がりのグループに出資話を持ち掛けて数千万円を出させていたようだ。だが、それも踏み倒しているらしく、激怒したグループがA氏を探しまわっているという。

「A氏は残った資金を元に、新ビジネスで再起を目指しているそうですが、居場所が分かると元手になる資金をすべて返済に充てなくてはならないため、行方をくらましたようです。今回の件は『借金』と見るか『出資』と見るかで、詐欺かどうかの判断が分かれますが、いずれにせよ、再起が厳しいのは間違いない。A氏が表に出てこなければ、債権者が高岡の母親を訴える可能性もあります。高岡はA氏と連絡は取っているようですが、彼女は今の状況を分かっていないのか、A氏を信頼しているのか、離れていながらも着替えを送るなどして世話を焼いているそうです」(週刊誌記者)

 A氏の周辺にはキナ臭い話が以前から流れており、今回の騒動は高岡家も被害者だと見る向きがある。
数々の男たちを手玉に取って"魔性の女"と呼ばれていた高岡だが、今回ばかりはA氏の方が一枚上手だったようだ。
(文=佐藤勇馬)

※画像:高岡早紀WEBSITEより