歌手の華原朋美(39)が4日に放送された『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演し、元恋人で音楽プロデューサーの小室哲哉(55)と98年の破局後、初となる共演を果たした。
華原は小室が作詞・作曲した「I'm proud」「I BELIEVE」を小室の伴奏で熱唱。
愛憎を乗り越えた末の感動的なシーンだったが、感極まって涙ぐんでいた華原に対し、若干引き気味だった小室の態度が対照的にも映った。
アドリブだったなら、小室が困惑していたのも理解できるというものだ。
「全盛期に比べて、現在は小室も華原も落ち目といえる状況。それだけにコンビ復活は話題性十分で互いにメリットがありますが、小室はリハビリ中の妻・KEIKO(41)に余計な心配をかけないため、あくまでビジネスというクールな態度を貫こうとしていた。ところが、不意に華原のお涙頂戴シーンに巻き込まれ、かなり困惑していたようです。
2011年にくも膜下出血で倒れたKEIKOは、一時記憶障害のため自分が歌手であったことすら忘れ、言葉を発せられないほど深刻な状況だった。現在は徐々に回復し、小室は「2015年にglobe復活を目指している」と公言しているが、いまだKEIKOは公の場に姿を現したことはなく全快とはいえない状態だ。
KEIKOに気兼ねしながらのコンビ復活だったことは、華原も分かっていたはずだろう。にもかかわらず、小室との再会シーンでアドリブをかますというのは少々思い切りが良すぎた気もするが…。
「華原としては、もう過去の思い出として吹っ切れたという気持ちの象徴としての握手だったのでしょう。明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏(38)との熱愛スキャンダルに関しても、まだ交際にも至っていないのに華原が公表したのは、小室やKEIKOに対して『もう別の人生を歩んでいます』とアピールするためだったのではないかといわれています。
もう特別な感情はないとアピールしたい気持ちと、深層心理にある未練。壮絶な別れを経験しながらも、話題作りのために再び一緒に仕事をしなくてはならない芸能界の因果。それら複雑な感情や状況が、華原の突然のアドリブにつながったようだ。これまで順調に復活してきた華原だが、タブーとなっていた小室とのコンビ再結成が精神不安のタネにならなければいいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)