安易に批判したたけし&さんまの落ち度

 今、飛ぶ鳥を落とす勢いの8.6秒バズーカー。「ラッスンゴレライ♪」というフレーズを繰り返すコントがクセになると評判だ。


 しかし、そんな人気の8.6秒バズーカーに逆風が吹いている。なんと、ビートたけし明石家さんまなど超大物芸人から、酷評されているのだ。
 3月8日放送の『北野演芸館』(毎日放送)でビートたけしの前でネタ見せたが、わずか30秒ほどで強制終了。たけしに「バカ大学の文化祭じゃないんだから」とダメ出しされてしまった。
 また、3月14日『痛快!明石家電視台』(毎日放送)でも、明石家さんまから「(オリラジ藤崎マーケットから)パクったやろ?」と厳しい指摘を受けた。
 大物芸人からの批判で、リズム系芸人の宿命とは言え、さっそく一発屋の雰囲気が漂ってしまう結果となった。

 しかし、果たしてたけしやさんまの批判は正しいのだろうか。
 8.6秒バズーカーは、誰が見ても面白いというタイプの芸人ではない。彼らに対する正しいリアクションはスルーすることだ。それなのに面白くないとツッコんでも野暮であろう。
 特にたけしは、鋭い感性による発言が光る芸人。そのたけしがこういう発言をしてしまうのは、たけし自身の力が落ちていると言われても仕方がない。


 8.6秒バズーカーのブレイクは、たけしやさんまの感性の低下を世間に露呈するという結果になってしまった。

(文・角刈りハーブティー)

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