22年間務めた『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)を“クビ”になった俳優の石坂浩二が12日、都内で新番組『開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン』(BSジャパン)の会見に登壇した。

 29日の放送を持って地上波の『鑑定団』を卒業する石坂は「惜別感なんてものは、まったくありません」とチクリ。

同番組では番組プロデューサーX氏との確執から発言がカットされる異常事態となっていたが、新番組は「討論する内容で、どちらかというと独演会になっているかも」と笑顔で語った。

 犬猿の仲と伝えられるX氏は新番組を担当しておらず、この日、初回収録を終えた石坂は「僕自身すごく楽しめた。興味があるものばかりで、乗り気でやったので、収録も長くなっちゃったかなっていう気もしますが、楽しんでいる雰囲気が出たら」と上機嫌だった。

 とはいえ、火種はまだくすぶっている。同局関係者の証言。

「騒動では、石坂さんの所属する尾木プロの“仕掛け”で、石坂さんが被害者、テレ東が加害者という構図になったが、これに不満を持っているテレ東局員は多いですね。
石坂さんがなぜ嫌われたか? ひと言で言えば、面倒くさいからです。理屈っぽいんですよね。新番組は騒動を鎮静化させるための応急処置で、年内の打ち切り前提という話もあります」

 事実、新番組はスポンサー集めに苦慮しているという情報もある。代理店関係者は「地上波の『鑑定団』のスポンサーに営業をかけたが、『BSはやらない』という返事も多かったようだ。騒動で“いわくつきの番組”となってしまったことも大きい。のん気にしているのは石坂さんくらいのものですよ」と話す。


 やりたいようにやれて上機嫌の石坂だが、それも束の間のことかもしれない!?