「カルテット」で「逃げ恥ロス」を解消せよ !期待値120%なワケを徹底解説

「カルテット」で「逃げ恥ロス」を解消せよ !期待値120%なワケを徹底解説

「ドラマのTBS」が現在最も力を入れている枠は“火曜10時”だと言っても過言ではないだろう―――。1月17日より大人の恋愛サスペンス「カルテット」がスタートした。豪華キャストとスタッフが集結し、冬の軽井沢で恋と嘘が交錯する様を描かれるようだ。本記事ではその魅力と見どころを徹底解説している。

『逃げ恥』ロスを吹き飛ばす!新ドラマ『カルテット』

「ドラマのTBS」が現在最も力を入れている枠は“火曜10時”だと言っても過言ではないだろう。

2016年秋クールでは、新垣結衣と星野源を主演に据えた「逃げるは恥だが役に立つ」が大ヒット。みくりと平匡の恋の行方に、日本中が「ムズキュン」しながら見守っていたがゆえに、放送終了後は「逃げ恥ロス」の声が叫ばれた。

しかし!1月17日より同枠にてスタートした「カルテット」は、そんな「逃げ恥ロス」をも吹き飛ばす威力を持つ作品となるのではないだろうか。





というのも、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という豪華キャストが集結し、“人間ドラマの名手”といわれる坂元裕二が脚本を手掛けるというのだから期待値が高いのも頷ける。

舞台は冬の軽井沢。“偶然”出会った女ふたり、男ふたりの4人の演奏家が、嘘と秘密を抱えながら共同生活を送ることとなる。キャッチコピーの「全員片想い、全員嘘つき」「大人の恋は、やっかいだ」からも分かるように、一筋縄ではいかないヒューマンサスペンス&ラブストーリーが繰り広げるだろう。

公式サイトには

「坂元裕二さんの作品が好きなので、見ないわけにはいきません」
「また一つ毎週の楽しみが増えました!!」


などの期待のコメントが数多く寄せられており、早くも大きな注目を集めている。

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松×満島×一生×龍平 全員主演級の実力派すぎるキャスト陣

「カルテット」のメインキャストは松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の4人。これだけでも視聴決定してしまうほどの豪華さである。



では改めて、メインキャスト4人の魅力や「カルテット」で演じる役の注目ポイントをそれぞれチェックしてみよう。

■巻真紀役・松たか子


主人公の巻 真紀(まき まき)を演じるのは松たか子。映画『アナと雪の女王』の吹き替え版で演じた、エルサ役は印象深いが、連ドラ出演は『運命の人』以降じつに5年ぶりである。

巻は声が小さくネガティブ思考。かと思えば世論を振りかざして周りを凍りつかせる、どこか不気味な女性だ。しかも1話ラストで「夫殺し」の疑惑がかけられていることが明らかになり、謎はますます深まるばかり。

2015年3月に女児を出産して母となった松。一皮むけた彼女の怪演に期待したい。


■世吹すずめ役・満島ひかり


チェリストで無職の世吹 すずめ(せぶき すずめ)を演じるのは、高い演技力でその名を日本中に轟かせている満島ひかり。「坂本作品」の常連でもあり、彼の世界観と絶妙にマッチングする。

これまでの坂本作品では堅めでシリアスな役柄を演じることが多かった満島だが、今回は無職でゆるーい雰囲気の女性。

ひょうひょうとしていてすっとんきょうなのに、シニカルな一面を持ち合わせるすずめにやられた視聴者も多いようだ。


■家森諭高役・高橋一生


映画『シン・ゴジラ』、ドラマ『民王』(テレビ朝日系)への出演等で、人気上昇中の高橋一生。

ドラマ開始4分でキスをかますほど、色気たっぷりで女たらし。それなのに、理屈っぽくて面倒くさい男・家森諭高に、1話から中毒者が続出したようである。

また、ジブリ映画「耳をすませば」で、天沢聖司の声を担当した高橋。ヴィオラを演奏する家森の姿を観た視聴者から、「リアル聖司くん」との指摘が相次いでいる。



■別府司役・松田龍平


「あまちゃん」「まほろ駅前多田便利軒」「舟を編む」など、様々な作品で独特の存在感を放つ松田龍平。今回の役どころは、自由人に憧れる(1話時点で)比較的マトモな男・別府司だ。

他3人の個性が強烈すぎるため、ともすれば影が薄くなってしまう人物。しかしどこかおとぼけで憎めないキャラクターを創り上げているのは流石である。


他にも、吉岡里帆やもたいまさこなど実力派キャストが脇を固めており、濃厚な大人のドラマが存分に楽しめる布陣となっている。

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脚本は人間ドラマの名手・坂元裕二 圧巻のセリフと伏線に視聴者驚愕

脚本を担当するのは、これまで数多くのヒットドラマを生み出してきた坂元裕二

最高視聴率32.3%を叩き出した月9ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)などの恋愛ものをはじめとして、母親にスポットを当てた『Mother』や、シングルマザーの実態を扱った『Woman』(ともに日本テレビ系)など、シリアスストーリーにも定評がある。

2013年に放送された『最高の離婚』(フジテレビ系)では、ザ・テレビジョン主催の「ドラマアカデミー賞脚本賞」を受賞。スペシャルドラマも制作されるほどの大好評を博した。

切り口は違えど、男女4人の複雑な関係性を描いた『最高の離婚』と『カルテット』は、どこか似た雰囲気を感じる。『最高の離婚』ファンの嗅覚を惹きつけているのは間違いない。文学性に富みつつ、どこか奇怪な会話劇にも、既視感を覚えるドラマファンが多いことだろう。





すでに第1話で繰り広げられた「からあげレモン」論争は大きな話題を呼んだ。

「からあげにレモンはかけるか否か」を問う、定番かつ些細なやりとりではあるものの、独特のセリフ回しは坂元節炸裂。

しかもキャラクターの性格紹介的な役割を果たしていただけかと思われたそのやり取りが、後半で伏線として回収されたことでも驚きの声が鳴りやまない。





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主題歌は椎名林檎が楽曲提供!お洒落すぎるエンディングが話題

「逃げ恥」ではエンディングの「恋ダンス」が大きな話題を呼んだが、「カルテット」も負けてはいない。

主題歌「おとなの掟」の楽曲提供は椎名林檎。それを抜群の歌唱力で主に松と満島が歌いあげ、妖艶な雰囲気のエンディングに仕上がっている。





2月7日より、待望のフルバージョンの配信がスタート。ファンからは歓喜の声が沸いた。

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視聴率は振るわずも、業界内から大評判!LINEスタンプも登場で隠れファン多し?

ひとつひとつの会話が緻密で、目が離せない濃密さがアダとなってしまったのか。視聴者を選ぶのは否めないのかもしれない。
視聴率はイマイチ振るわず、第3話では7.8%という結果に。

しかし、ドラマファンや業界内からは評価が高く、「こんなに面白い作品がタダで見れていいのか!」と絶賛の声が鳴りやまない。
■瑛太(俳優)



■ひうらさとる(漫画家)


■家城啓之(脚本家/マンボウやしろ)


また、公式Twitterもサービス精神旺盛。撮影の裏話などを披露し、出演者たちのほのぼのとしたやりとりに和んでいるフォロワーも多いようだ。


ポスタービジュアルのイラストを手掛けたmaegamimami氏によるLINEスタンプも発売されるなど、細部に至るまで視聴者の心を満たしている。

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