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パニック障害とうつ病は併発しやすい? 関係性と5つの予防リラックス法

2016年11月9日 16時47分 (2016年11月16日 17時06分 更新)
女性の発症率が高いパニック障害。ほかの精神障害との関連も深いこの病気は、重症になると外出ができなくなるなど、生活や仕事の支障になります。パニック障害についてと、その対処法についてまとめました。
心臓の発作と不安感が同時に押し寄せる
芸能人でも発症する人が多いパニック障害。100人中1~3人が発症するという高い確率の病気です。男性よりも女性がかかりやすい傾向にあり、男性の2~2.5倍におよびます。罹患者の年齢は10代後半から30代半ばの人が中心です。

パニック障害とは、急に胸がドキドキし、息が苦しくなるほか、めまい、吐き気などが起こると同時に、「死んでしまうのではないか」などと強い不安も感じる病気です。救急車を呼ぶ人もいますが、病院に着く頃には激しい発作も治まり、心電図検査などをしても異常は見つかりません。

急に起こる発作なので、自分でもどうしてこんな状況になるか理解できず、困惑してしまいます。やっかいなのは、病気の根底にある不安感や恐怖感が強まると、発作がおさまってもさまざまな症状があらわれること。
「また発作が起きるのではないか」という不安から、外出が難しくなる人もおり、日常生活にも支障をきたします。発作は不規則に繰り返され、専門医でも発作が起こるタイミングは予測できません。きちんと治療をしないと、慢性化してしまうのです。体に異常がないのに、発作を繰り返している人は、心療内科や精神科を受診しましょう。
ほかの精神障害を併発することも
パニック障害とうつ病を併発する人も多くみられます。併発しない場合も、その後にうつ病にかかることが多く、パニック障害の人がうつ病になる割合は、50~65%という調査も。パニック障害は、うつ病だけではなく、強迫性障害やパーソナリティー障害など他の精神障害を併発することもあります。

要因としては、過去に経験した大きな出来事が関係していると考えられています。ここ1年で過度なストレスに遭遇したり、幼い頃に虐待にあったり、両親の離婚でのかなりの心労があったなどです。
また、10代の頃にタバコを吸っていた人もパニック障害を発症しやすくなります。喫煙や飲酒、カフェインを多く含む飲み物も誘因のひとつとされています。

治療では、抗うつ薬などを用いた薬物治療により不安を取り除きパニック発作が起きないようにします。薬の効果が出たら、精神療法を行うのが一般的です。
精神療法では、医師と患者の対話などにより、患者が不安から逃げずに乗り越えることをサポートします。その経験を増やすことによって自信につながり、不安も減少していきます。
自分でできる予防法を知っておく
パニック障害は生死にかかわらない病気であり、適切な治療を受ければ改善します。診断されたら、医師の指示通り通院して、回復を目指しましょう。発作の心配は常に付きまとうかもしれませんが、同時に発作が起きた時の対処法を知っておくだけで、だいぶ不安感が和らぐはずです。

1)腹ばい、前かがみの姿勢になる
発作を感じたら、腹ばいか前かがみの姿勢をとりましょう。自然と腹式呼吸になり過呼吸を防ぎます。自律神経も安定するので、動悸や息苦しさなどの症状も治まります。

2)家族や友人に電話する
強い不安を感じた時、まわりに誰もいなければ、家族や友人に電話をかけて「大丈夫」と声をかけてもらいましょう。まわりには日頃から病気のことを伝えておくとサポートしてもらいやすくなります。身近な人の声を聞くことで不安が治まります。

3)リラックスできるツボを押す
手には気分をリラックスさせるツボがあります。
発作が起きそうになったら、呼吸を整えながらゆっくり押しましょう。

●手の甲の親指と人差し指の付け根にある「合谷」

●手首の内側で手首の右側と手のひらの小指側にある骨のキワにある「神門」

●手首の内側のシワから指3本分離れた手首の中央にある「内関」

4)アロマテラピーを取り入れる
ローズやラベンダーなどの精油は、香りが鼻の粘膜から脳に届き、不安が静まることがわかっています。ティッシュやハンカチに数滴たらし、深呼吸をしましょう。呼吸を整えることで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。

5)冷たい水を飲む
パニック発作は、気温の上昇でもおこりやすくなります。5~7月は特にパニック発作の発症が多い時期。冷たい水を飲むと、体温を下げるとともに、気分転換にもなります。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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