スターバックス コーヒー ジャパンは、アメリカ、そしてヨーロッパに続き、今秋アジアで展開を開始したティー(茶類)のブランド「TEAVANA(ティバーナ)」を、日本でスタートさせる。現在、同社事業の基盤であるコーヒー&エスプレッソやフラペチーノに新たな柱としてティーを加えることで、より多くのユーザーに新しい体験を創り出していくとしている。


 TEAVANAとは「HEAVEN OF TEA(ティーの楽園)」を意味しており、これまでにないティー体験を実現すべく設立されたブランドだ。2013年よりアメリカのスターバックスで販売を始め、今秋より日本を含むアジア・パシフィック地域6,200以上の店舗でこの新たなティーを楽しむことができるようになる。


 スターバックスがアメリカでの創業時に掲げていたブランド名は「Starbucks Coffee, Tea and Spices」。コーヒー同様、スターバックスがTEAVANAを通じて、ティーの新しい概念・文化に挑戦していくという。


 世界のティーマーケット(茶類全般)は、2015年の段階で1,250億ドル規模に達しており、その規模はコーヒー市場よりも大きいと言われている。


 TEAVANAは、“ TEA REIMAGINED (ティーを多彩に変えていく。

)”をブランドコンセプトとし、様々な種類の茶葉にフルーツや花、ハーブやスパイスなどをブレンドした商品だけでなく、それらをこれまでとは異なる抽出方法、素材などと組み合わせて作り上げるビバレッジを展開し、ティーの楽しさを生み出していくとしている。


 日本における記念すべき定番ビバレッジの第一弾は「ゆず シトラス & ティー」。ピンクグレープフルーツをはじめとした様々なシトラスフルーツに国産ゆずの果皮を組み合わせ、酸味を抑えながら豊かな風味に仕上げた、TEAVANAブランドの世界観を表現した五感で楽しむティービバレッジだ。10月3日に全国のスターバックス店舗で発売が開始される。


 今年はスターバックスが日本に上陸して、20年の節目の年だ。その年に始まる、同社の新たなる挑戦を見守りたい。

(編集担当:久保田雄城)