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基板大好き! レトロゲーマーの夢の国、高井商会がパックマン展にやってきた

2010年10月13日 11時00分

アーケードゲームについて熱く語る高井商会・高井一美社長。

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常時2000タイトル以上のアーケードゲーム基板が動作し、1ヶ月1万円でレンタル可能な業者がある。世界初のアーケードゲーム機「コンピュータスペース」も、筐体が4色そろいぶみで貸し出し可能。コンセントに繋ぐだけで、あの歴史的な名機が遊べる。な、なんだってー!

このレトロゲーマー垂涎の「夢の国」が、長野県にある高井商会です。その社長である高井一美さんを迎えたトークイベント「高井商会・高井社長のアーケードゲーム商売繁盛記」が、東京・神田の3311アーツ千代田で開催された「PAC-MAN展ー80's to 10's ゲーム&カルチャー」で10日、行われました。

壇上では展覧会の企画監修を務めた立命館大学のサイトウ・アキヒロ教授と、自らOBS(おにたま放送局)を主催し、オールドゲームを紹介する映像コンテンツ「基板大好き」などを配信するツェナワークスのおにたまさん、そして高井社長が登壇。40年にもわたる経歴を振り返りながら、初期アーケードゲームの魅力が語られました。

高井商会が大阪市南区でスタートしたのは1970年で、高井社長が若干21歳の時。駄菓子屋などにエレメカをレンタルする卸業でした。最初に手がけたのはウルトラマンのイラストが描かれた、子ども向けのパチンコ「ウルトラボウル」。大阪万博に日本中が沸いた年で、まだテレビゲームは影も形もなかった頃です。

もともと機械いじりが好きだった高井青年、続いて扱い始めた、アメリカ製のピンボールにすっかり魅せられてしまいます。デザインやゲーム性もさることながら、メカの構造に惚れ込んだとか。ユニット化が進んでおり、故障しても安価に修理できる点が国産との最大の違いだったそうです。昔からメカフェチだったんですね。

そこから大ヒットした「ポン」「ブロック崩し」そして「スペースインベーダー」と、市場は一気にテレビゲーム一色に染まっていきました。ところが業界ではヒットしたゲーム機でもブームが去れば、次から次へと廃棄処分するのが当たり前。「機械がかわいそう」と考えた高井社長は、卸業を営む傍らで、基板の収集を開始するようになります。

93年にはゲーム基板の販売会社を設立。96年にはゲーム基板の月極レンタル業を開始。05年からは会社を長野県に移し、本格的な収集活動を開始しました。現在までに集めた基板は、なんと3万枚! そのうち修理して、動作するものが2000枚以上。綿菓子ロボットなどは、地元の縁日などで無償レンタルもしているんだそうです。

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倉庫にはビンテージゲーム機がずらり。

世界でも珍しい「コンピュータスペース」筐体の4色コレクション。

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ライター情報

小野憲史

ゲームジャーナリスト/フリーライター。「ゲーム批評」編集長を経て2000年よりフリーランスで活動中。業界レポート・インタビュー・コラム・レビューなどを発表。連載『小野憲史のゲーム評評』(gamebusiness.jp)など。著書に『ニンテンドーDSが売れる理由』『ゲームニクスとは何か』(共著/構成協力)がある。
ツイッター/@kono3478
ブログ/日々つれづれ

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