好きなアニメや漫画がなかなかゲーム化されない……。俺はあのキャラを自由に動かしたいのに! という人って結構いると思うんだよなあ。

俺も「プリキュア」の格闘ゲームとか、「スパロボ」風のシミュレーションゲームが出ないかなあってずっと思っているもの。
「ラクガキ王国」にはハマったなあ。専用のキャンバスでキャラクターを描き、創りあげたキャラでフィールドを駆け巡ったり、敵と戦ったりしていたなあ。「からだ」や「あたま」「あし」という風にパーツごとに描いて組み合わせていくから、ひとつのキャラを完成させるのにはすごく時間がかかったっけ。また、キャラを自由に作れるゲームがやりたいとずっと思っていたんだよなあ。プレイしたことがなくても、自分オリジナルのキャラで冒険してみたい! とか思ったことってない?
そういう人におすすめしたいのがPSPの「クラシックダンジョンX2」

使用キャラクターのグラフィックを、お絵かき機能で自由にエディットできるのがこのゲームのウリ! 
え? 絵なんて描けないって? 大丈夫大丈夫、まったく問題ない!
キャラクターはドットで表現されているから、時間さえかければどんなキャラでも作れちゃうんだよ。正面、背面、左右の横顔の4パターンを描く必要があるけど、デザインが左右対称のキャラなら横顔はコピペでもオッケー。後ろ頭だって、そんなゴテゴテしてなければ、一色で塗りつぶしちゃえばいいしね。チマチマ1ドットずつ塗りつぶしていけばイインダヨ! 
あ、おえかき機能が解禁されるのは最初のダンジョンクリア後なので注意してね。いきなりメインディッシュにはありつけないのよ。

不思議なはこにわ世界「マノアカズ」に迷いこんでしまい、出口を探すべくダンジョンを探索する主人公……というところからストーリーは始まる。
なにやら奇妙な展開に巻き込まれてしまったように思えるけど、やることはパーティを組み、ダンジョンに潜ってお宝をゲットしてくるというシンプルなもの。

パーティを組んでも、ダンジョンに潜るのはたったひとり、メインに設定したキャラだけ。他のみんなはどうしているかっていうと、拠点の村で応援しているんです。
いや、ほんとほんと。付いてこないと意味がないだろって思うかもしれないけど、みんなにもちゃんと役割があるんだよ。
魔装陣という枠のなかに設定された仲間キャラクターたちは、「メインキャラを守る盾」となってサポートしてくれるんです。自分の代わりにダメージを受けてくれる、「MOTHER2」のぬいぐるみのような存在。どうなっているんだろう、痛覚つながっているのかな。

メインとなるキャラクターはひとりに設定しないといけない、ということはないので、今回はこのキャラを潜らせよう。次はあのキャラを育てようかな、っていう風に、ダンジョンに入る前ならメインキャラはいつでも変更可能。ダンジョンに潜っている間、パーティの仲間は画面の右上にずっと表示されているので、自分で描いたキャラを配置したいね。

仲間がいないソロプレイってのはほとんど不可能。
ダンジョンを潜っていくたびに、ありえないくらい敵が強くなるから、メインキャラひとりだと、敵の攻撃をくらうとほとんど即死。だからみんなに守ってもらわないとダメなんだよね。

どんどん深い階層に潜って行き、お宝をゲット。レアアイテムを手に入れたら敵に倒されないように、フロアにで設置されている出口のゲートに直行……できればいいんだけど、そのフロアになんのゲートがあるかは完全にランダム。敵のレベルが一気に上がるじごくのゲートや、HPが完全回復する可能性のあるてんしのゲートしかない場合もある。
もうちょっと……もうちょっとだけ……と、欲を出してズブズブもぐり続けていると、いざというときに出口がなくて敵にタコ殴りにされることもあるんだよなあ。死んだら手に入れたアイテムなくなるからね……。うまく自分の欲望と駆け引きしながら、引き際を見極めるのが大事だよ。くそっ、俺の「かなりの スピード きょうか 鬼こんぼう」が……。

○ボタンで武器攻撃、□ボタンで盾を構える。ジャンプしたいときは×ボタンという風にほぼ直感で操作できるので、アクションゲームをプレイしたことがある人なら操作には戸惑わないはず。

レアアイテムをコンプリートしたり、とことんレベルを上げて戦闘を極めたり、延々とダンジョンにもぐり続けたりと、やり込みプレイが好きな人なら1度はプレイしてみよう。
俺はやりこむよりもまず、キャラエディットが楽しくて、本編そっちのけで黙々とキャラを作っていたよ。目指せプリキュア21人作成!
あ、実はゲーム実況者として、同じエキレビ!ライターのたろちんと一緒に、公式ゲーム実況をさせてもらっています。俺は「プ○キュア」っぽいキャラクターで挑戦。たろちんは、ある22世紀からやってきたネコ型ロボットを作成したら、あまりにも似すぎていたため、「バカヤロ! コノヤロ!」と、みんなからタコ殴りにされていました。どうぞ観てください。(加藤レイズナ)
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