そう思って、新幹線内で、京都から品川まで移動する間にひたすらポケモンGOをやってみた。結果はこちら。

惨敗としか言いようがない。全てのポケモンに逃げられた。
新幹線は速すぎる
新幹線に乗っていて思ったのは、新幹線は速い、ということだ。画面にポケモンが出現しても、ほんの一瞬気を抜いただけであっという間に画面の外へと消えてしまう。

運良くタップに成功しても、モンスターボールを投げても捕獲できず、1投目から抜け出した後は、すぐに逃げてしまう。そうして逃げられ続けた結果が、1枚目の写真だ。
マップ内のポケモンをタップすると、捕獲画面にうつる。その際のポケモン登場アニメーションが再生されている間や、ボールを投げている間、そしてボールがポケモンを捕らえて抜け出すかゲットできるか手に汗握っている間に、おそらく「圏外」になっている。
もともとモンスターボールを投げられるよう、一度タップしたポケモンは画面の中にとどまり、一投目が投げられるまではそのままだ。そうして、ポケモンを確保した上で、周囲が安全であるかを確認し、ボールを投げることができる。
ところが、これにもおそらく限界距離があり、確保したところから大きく離れるとポケモンをゲットできないと推測される。ズリの実を使って逃げにくいようにした上で、スーパーボール(モンスターボールの上位版)を使っても、すべて抜けだし、一回で逃亡された。
もちろん、ポケストップも意味をなさない。ポケストップをタップしても、くるくる回している間に圏外になり「ポケストップに近づいてください」というメッセージが出てしまうからだ。

なので、チャンスは駅に止まっているときや、止まるために減速したり、出発のときの速度が遅いときぐらいしかない。だが、新幹線の、とくにのぞみは止まる駅が少ないため、ほとんどゲットできなかった。
これらのことについてIngressプレイヤーに聞いてみたところ、Ingressでは速度超過ペナルティとして、一定以上の速度になるとアクションが無効になるそうだ。距離とペナルティが関係しているのかもしれない。
山手線は最高
新幹線ではほとんど手に入らなかったが、品川で降りた後の山手線は素晴らし過ぎた。

・少し移動しては止まるので、最高速度がそれほど速くなく、ポケモンをゲットできる
・ストップ&ゴーを繰り返しているときに、たまごを孵す距離を稼げる
・沿線のポケストップにルアーを設置している人が多く、次から次へとポケモンが出てくる
・駅からアクセスできるポケストップがあるため、途中でモンスターボールを補充できる
・冷房が効いていて熱中症の可能性が薄いし、日焼けしにくいし、いざとなったら途中下車して駅で何か食べたりできる
都民の皆様はこんなにもポケモンGOに特化した乗り物に乗れるのか……! と感動しながら大量にポケモンをゲットできた。
山手線でのコツとしては、複数のポケモンが同時に出てきたとき、1匹目のポケモンをゲットしている間に2匹目以降ははるか後ろに行ってしまうため、ゲットすることは不可能ということだ。同様に、何かをゲットしているときに万が一レアなポケモンが出てきても、1匹目をゲットしている最中に後ろへ行ってしまう。
(杉村 啓)