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上川隆也、武田真治の演技はどうだった?「二流小説家」原作者、デイヴィッド・ゴードンに聞く

2013年6月13日 11時00分 ライター情報:杉江松恋

『二流小説家』原作者デイヴィッド・ゴードン
「武田真治さんは、まったくセリフはわからないのに、時々何を言っているのか理解できると感じる場面がありました。それくらい強力な演技でしたね」

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週末の6月16日から公開される『二流小説家 シリアリスト』(監督・猪崎宣昭)はアメリカ作家デイヴィッド・ゴードンの小説『二流小説家』を原作とするミステリー映画だ。ちょうど作者が来日中だったので直撃して映画の感想をお聞きしてみましたよ。もともとゴードンさんは「座頭市」や「仁義なき戦い」などの邦画も好きで、映画を製作した東映にも親しみを感じていたんだって。

「だから日本の映画会社からオファーを頂いたことは名誉に感じています」

ーー試写はご覧になりましたか?

「はい。役者さんが何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。自作がそうやって日本語で映像化されているのを観るのは、人生における最大の不思議な出来事でしたね」

『二流小説家』は、ミステリーやSF、ホラーなど、さまざまなジャンルの作品を手がけながら、まだ一般には知名度の低い作家が、連続猟奇殺人の犯人である死刑囚から独占インタビューの機会と引き換えにある依頼をされることから事件が起きる話だ。作家役の上川隆也、サイコパス役の武田真治それぞれの印象を聞いてみた。

「上川さんはハリー・ブロック(赤羽一兵)という主人公のキャラクターを非常によく理解して体現してくださっていたと思います。また、ダリアン・クレイ(呉井大悟)を演じた武田さんは、まったくセリフはわからないのに、時々何を言っているのか理解できると感じる場面がありました。それくらい強力な演技でしたね。特に印象に残っているのは面会室で作家と死刑囚が話す場面で、2人の役者さんが演技プランを考え抜いて演じられていると感じました」

ーーあなたの作品では常に女性が魅力的に描かれます。女性陣の演技はいかがでしたか?

「皆さん美しい方ばかりでしたが、まず印象に残ったのは片瀬那奈さんです。被害者の遺族の役なのですが、怒りを表に現さず、内に秘めている。そういう複雑な感情を表現していてたいへん素晴らしい演技だと思いました」

ーーこの作品の前に出演した『HK/変態仮面』では、彼女はSMの女王様に扮したんです。

「それはすごい。ぜひビデオを本国に送ってください(笑)。その他の役者さんで印象に残ったのは、弁護士役の高橋恵子さんですね。それと、クレア(小林亜衣)役の小池里奈さんも。クレアは原作ではもともと端役だったのですが、書いているうちにハリーとダリアンの次に興味を引く、第3のキャラクターに育ちました。

ライター情報

杉江松恋

1968年生まれ。小説書評と東方Projectに命を賭けるフリーライター。あちこちに連載しています。

URL:Twitter:@from41tohomania

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