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オタク第五世代とボカロ専門誌「COMIC@LOID」

2013年11月7日 11時00分 ライター情報:たまごまご

ボカロ系コミック雑誌発売中。でもミクもリンもルカもいない! GUMIはいるけど……あれー? これは10代のオタク文化の大きな変化を如実に表すものでした。

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初音ミクがいない。
もう「ボーカロイド=初音ミク」ではない。

オールボカロ系コミック誌『COMIC@LOID』という雑誌があります。現在二号まで発売中。
ボーカロイド楽曲とキャラを中心にしたコミック誌です。
ぼくはというと、MEIKOから利用していて、「初音ミク -Project DIVA-」シリーズと鏡音リンちゃんのフィギュアはあらかた買っている、wowaka楽曲大好きな人間。にわかながらも、これは楽しみ!と思って創刊の7月号を買いました。
ところが開いてびっくり。
あれ……リンちゃんどころか初音ミクも全く出ない。
かろうじてGUMIやがくぽあたりは出ますが、それ以外は基本「モザイクロール」「脳漿炸裂ガール」「シリョクケンサ」など楽曲のコミカライズで、ボーカロイドのキャラはほとんど出ない。

2号では1号でとったアンケートのランキングが掲載されていました。
好きなボカロベスト5。
一位・GUMI、二位・IA、三位・初音ミク。
うお、おおう。今こうなってるのか……。リンちゃん……。
ちなみに届いている投稿メッセージを見ると、ほとんどが12歳から18歳。
……すまん、おっちゃんのアンテナ、「千本桜」とか「リンちゃんなう!」あたりだったわ。でも、あれ?そっちのほうが「モザイクロール」より新しくない?
文化圏が違うんだろうか?

マンガ自体は、逆に言えばボーカロイド知らなくてもいいので、誰でも読みやすい雑誌です。
でもたまげたな。
もともとこの雑誌は2012年12月にウェブ版として創刊された『web COMIC@LOID』が元。
ニコニコ静画で10万以上閲覧され、読者の反響で雑誌化されたというものです。この流れ自体かなり珍しい。

これらの現象は、Febri Vol.19で、飯田一史が書いた特集「あたらしいオタクの肖像」にまとめられています。
ずばり、今のボカロは3世代目だ、と。
第一世代は2007年初音ミク登場から、supercell『メルト』やcosMo@暴走P『初音ミクの消失』など、ミクを軸とした二次創作に重点を置いた時期です。「ボーカロイド=初音ミク」という人はここです。
第二世代は物語調の作品が増えてきた時期。特に話題になったのは、悪ノPの『悪ノ娘』や、囚人Pの『囚人』など。
第三世代。「高速ボカロック」系が主流になってからハマった世代。最大の特徴はボーカロイドのキャラクターの二次創作ではないこと。もともとボーカロイドをツールとして使う人は多かったのですが、主流ではありませんでした。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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