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コックリさん、心霊写真、透視捜査、ピラミッドパワー『コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生』

2017年9月24日 12時08分 ライター情報:米光一成
全日本こっくりさん同好研究調査会会長の米光一成です。
コックリさん、心霊写真、透視捜査、ピラミッドパワー。
七十年代に少年だったぼくが強烈に影響を受けたのが、オカルトブーム。
それを牽引した男が、中岡俊哉(なかおかとしや)だ。
彼の評伝が出た。
タイトルは、『コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生』

中岡俊哉は、『テレパシー入門』『狐狗狸さんの秘密』『恐怖の心霊写真集』『ピラミッドパワー』などの大ベストセラーを連発した。
超能力のテレビ番組にもたくさん関わっている。
1969年、「ショック!」という番組で、超能力特集をやって、恐山のイタコをスタジオに招いて、あの世の力道山を招霊。
視聴率は20%を越えた。
1974年の「13時ショー」では、スプーン曲げの少年を登場させて、大ブームになる。
1976年、透視能力者クロワゼットを日本に呼んで、透視捜査をやった。

ぼくは、『狐狗狸さんの秘密』『ピラミッドパワー』にどハマりしたクチだ。
ピラミッドパワーというのは、ピラミッドの形がエネルギーを生み出すという説である。
ちゃんとした比率でピラミッドの形をつくり、一辺をちゃんと南北にあわせて置くと、ピラミッドの先端からエネルギーが出てくる。
ピラミッド内の高さ2/3のところにもエネルギーが集中する。
30年以上前に読んだ本の記憶で書いているけど、けっこう覚えてる。
カミソリの刃が切れ味するどくなるとか、みかんが腐らないとか、水がマイルドになるとか、牛乳がヨーグルトになるとか、いろいろ書いてあって、ぼくもたくさん実験した。
本には、厚紙でできたピラミッドがオマケでついていた。
それを使ったり、針金をピラミッド状にして使ったりした。
「ピラミッドジェネレーター」というものもあった。
小さなピラミッドが4列×5段も並んでいて、ものすごいパワーを発するという商品だ。
雑誌の裏表紙の通信販売で、なけなしの小遣いをはたいて買った。
ピラミッドパワーで頭が良くなるというので、タオルで巻いて枕にして寝ていた。刺さって頭が痛かった。

脱線した。

本書は、全五章構成。
プロローグ 一九七四年三月七日の「奇跡」
第一章 三度の臨死体験
第二章 超常現象との出会い
第三章 ユリ・ゲラーと超能力ブーム
第四章 コックリさんと心霊写真
第五章 クロワゼット、衝撃の透視能力
第六章 ハンドパワー、そして「死後の世界」へ
エピローグ 予知されていた寿命

著者は、息子さんの岡本和明と、いわば「最後の弟子」である辻堂真理。

ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    カメラが世に誕生と、だいたい同時に捏造技術もあった事を考えても、その頃から心霊写真は捏造されたものばかりでしょう。

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