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ドラえもんがR2-D2と共演? 藤子・F・不二雄作品の「スター・ウォーズ」

2015年12月26日 09時50分

ライター情報:北村ヂン

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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」盛り上がってますな。

エピソード4〜6の旧・三部作から入った少々お年をめされた方も、新・三部作から入ったヤングな人にとっても待望の新作!

もちろんボクも「スター・ウォーズ」は好きなんで、心待ちにしていたエピソード7! ただ、旧・三部作はタイムリーには見れていないけど、新・三部作が公開された頃にはとっくに大人になっていたという中途半端な世代のため、「スター・ウォーズ」の入口は旧・三部作でも新・三部作でもなく、「ドラえもん」だったのだ。

というのも、SFマニアとして知られる藤子・F・不二雄先生は「スター・ウォーズ」にもメチャクチャ熱狂していたようで、一時期「ドラえもん」の中にやたらと「スター・ウォーズ」ネタが登場していたから。
大人たちが「スター・ウォーズ」に熱狂している頃、ボクらは「リトルスターウォーズ」に夢中だった!

アッカンベーダからアーレ姫を救い出せ!


有名どころでいうと、「天井うらの宇宙戦争」(初出時は「スペース・ウォーズゲームセット」)というエピソード。

ドラえもんが出してくれた「スペース・ウォーズゲームセット」で遊んでいたのび太のところに、本物の宇宙船に乗ったロボット・R3-D3がやって来る。

アーレ・オッカナ姫からのメッセージを受け取ったのび太たちは、ジャイアンの家の屋根裏にあるアッカンベーダの基地に潜入することに……という。まあ、誰が読んでも『スター・ウォーズ』パロディと丸わかりなネタ満載のエピソードだ。

もちろんそこはF先生。単純なパロディネタで終わってはいない。

敵も味方もすごく小さい宇宙人なので、巨大戦艦も地球人から見るとミニチュアサイズ。ということで、迫りくる巨大戦艦がジャイアンの打った野球ボールで破壊されてしまうというオチが。

24ページの中に「スター・ウォーズ」ネタをふんだんに盛り込みつつも、ギャグ要素も加えて違和感なく「ドラえもん」の世界観に落とし込んでいるのはさすが!

これを読んで、ダース・ベイダーより先にアッカンベーダを知ったという人も多いんじゃないだろうか。……ボクはそのクチです。

このエピソードが雑誌に掲載されたのが『小学四年生』1978年9月号(発売は8月)。本家『スター・ウォーズ』の日本公開が同年7月ということを考えるとメチャクチャ早い!
てんとう虫コミックス『ドラえもん』19巻>収録)

「スタージョーズ」に「スペースウォーズ」


ところが「天井うらの宇宙戦争」よりさらに早く、本家が日本公開される前にも『ドラえもん』の中には『スター・ウォーズ』ネタがぶっ込まれているのだ。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

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