今回はその中から、広島県に住む66歳男性のエピソードを紹介します。一体どのようなことにお金を使っているのでしょうか。
■回答者プロフィール
・年齢:66歳
・現在の雇用形態:無職(年金生活)
・直近の職業:研究開発員
・現在の世帯年収:300万円
・貯蓄:1200万円
・孫にかかる年間費用:12万円
■「おじいちゃんと釣りに行ってみたい」と言ってくれた……
男性には、0歳、1歳、5歳2人、7歳2人の孫がいて、自宅から車や電車でおよそ30分以内のところに住んでいます。自宅がそれぞれの孫たちの中間地点にあたるため、休日にはよく遊びに来るそうです。
「にぎやかでいいですよ。昼食も夕食もごちそうしてみんなで食べます。また、以前、男の子の孫が『今度おじいちゃんと釣りに行ってみたい』と言ってくれたので、釣り竿、リール一式をプレゼントしました。約3万円かかりました」
孫と過ごす時間に充実感がうかがえます。自宅に孫が来るたびに1回当たり7000円ほどの食費がかかると言いますが、日ごろは出費を抑えるように努めているようです。
「旅行はほとんど行っていません。日常の出費を抑えるために、安売りのイベントや、ポイントを有効活用しています。
孫と過ごす時間のために、日々の暮らしで工夫を凝らしている男性。世帯年収は300万円ですが、持ち家で住居費がかからないことや、これまでの貯蓄があることから、月々の収支は保てているようです。
それでも、孫が6人と多いだけに、今後の出費が気になるところ。自身の将来については、どう感じているのでしょうか。
「普段は特に不安を感じません。ただ、もし自分が入院するような大病になった場合、物価の上昇を考慮すると、医療費を払っていけるかと心配になることはあります」
日々の暮らしの中では特に不安を感じていないものの、万一の大きな出費には備えが必要だと考えているようです。それでも、孫へお金を使い続けるのはなぜなのでしょうか。
■自分の楽しみにお金を使うより、お金が生きる
「やっぱりかわいいからですね。自分の楽しみにお金を使うより、孫が喜ぶ姿を見るために使った方が、お金が生きると思うからです」
男性が持つお金の使い方に対する価値観がうかがえますが、孫のためならお金に糸目をつけないわけではないところもポイントのようです。
「孫が大きくなっても、今よりも増額することは考えていません。もし、『必要なものが買えない』と言ってきても、『今まで貯めてきたおこづかいで買いなさい』と、我慢することも教えます」
孫を大切に思いつつ、常識を学ばせようという気持ちと、自分の生活とのバランスを取りながら、無理のない範囲でお金を使う。そんな姿勢が伝わってくるエピソードでした。
<調査概要>
孫へのお金の使い道に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年7月27日~8月10日
調査対象:孫がいる60~80代の51人(男性23人、女性28人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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