喫煙描写は有害か、表現の自由か?『ヤニねこ』BPOで議論、香...の画像はこちら >>



 今年7月より放送されているテレビアニメ『ヤニねこ』の喫煙描写について波紋が広がっている。同アニメの原作は、講談社「ヤングマガジン」で連載中の漫画(作者:にゃんにゃんファクトリー )で、人間と獣人が共存する世界を舞台に、タバコを最優先し、汚部屋で怠惰に暮らす獣人・ヤニねこと仲間たちの日常を描いている。



 アニメーション監督の新海誠氏や水島努氏、小説家の綾辻行人氏がXに作品への関心を示すポストをする一方、喫煙描写や薬物を想起させる演出により、香港や台湾で配信停止となっていた。



 ネット上でも様々な意見が投稿されている。



《一話を観てみようとしたが、主人公の喫煙風景や描写がそれこそヤニヤニヤニだし、住んでる部屋もアレで、思わずこっちまで息が苦しくなってリタイアしてしまい無念》



《私は喫煙者ですが「ヤニねこ」は、やはり禁煙団体や海外では問題となるだろうなって思ってましたが、やはり予想通りでしたね…》



 また、「深夜帯とはいえ問題ではないか」という視聴者からBPOに苦情が寄せられ、7月28日に開かれたBPO青少年委員会で作品名を出さなかったが、寄せられた意見を検討した。



 委員の一人は、子どもが視聴しないことを前提とした深夜帯で放送されており、違法薬物とも明らかではないとして、「表現の自由という意味では許容の範囲内だと思う」と述べた。



 また別の委員から「(違法薬物の使用が)社会的な問題になっているときに、紛らわしいことを放送でしないほうがいいと思う」と紛らわしい描写には慎重さが必要という所見も。



 他の委員からは「もし番組が実写のドラマであった場合はどうか。それと比較して、アニメの描写にともなう青少年への影響はより限定的であり、創作・表現の自由の範囲内だと思う」との見方が示され、最終的に委員会として「討論」に進む案件とはされなかった。



 ただし、委員の意見はBPOとしての統一見解ではないため、今後の描写次第ではまた取り上げられる可能性は残っている。



「ああはなりたくないけど傍から見る分には滅茶苦茶面白い!」という評判もあるので、反面教師として見てみるのもいいかもしれない。



文:BEST T!MES編集部



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