2026年に入り、バイオ関連株が再び注目を集めています。大手製薬会社によるM&Aの活発化や新薬開発への期待を背景に、関連ファンドの中には高いリターンを記録した銘柄もあります。
バイオ株上昇の背景
2026年より、バイオテクノロジー関連の株価も上昇しており、その背景として以下が挙げられます。
○M&Aや業務提携の活性化
米国ギリアド・サイエンシズなどの大手製薬企業は、有望な中小型のバイオ企業を積極的に買収・提携する動きを見せています。新薬候補の拡充を目的としたもので、株価上昇の主な要因の1つです。
○新薬の発売と収益化
従来、バイオ関連の企業は赤字先行のイメージがありました。しかし現在は臨床試験を通過して新薬を販売開始した企業が、高成長・高収益へ転じる事例が増加しています。
○再生医療など将来性の高いテーマ
iPS細胞や遺伝子治療など、医療分野の大きなブレイクスルーにつながる可能性のあるテーマです。社会的な注目度も高いことから、関連企業の株価が急上昇する要因となります。
オルカン超えを記録したバイオ株ファンド5選
バイオ株に投資するファンドのうち、オルカン超えのリターンを記録したファンドを5本紹介します。
※リターンは2026年6月5日時点、純資産は2026年6月8日時点
※トータルリターン1年・3年・5年のうち1つでもオルカンを超えたファンドを選出
○iTrustバイオ
世界主要市場のバイオ医薬品関連企業の株式に投資を行い、信託財産の積極的な成長を目指します。また、高度なイノベーション技術を活用し人々の健康を支援する企業への投資を通じて、社会の課題の解決に貢献することを目指すとしています。
小規模のファンドですが、2025年10月から基準価額・純資産ともに大きく増加しました。
○ピクテ・バイオ医薬品ファンド(1年決算型)為替ヘッジなしコース
世界主要市場のバイオ医薬品関連企業の株式に投資を行うファンドです。ピクテ・バイオ医薬品ファンドは、以下3つのコースがあります。
ヘッジなし毎月決算
ヘッジなし1年決算
ヘッジあり1年決算
資産の成長を重視する方は、毎月決算よりも1年決算のほうを選ぶとよいでしょう。
○フューチャー・バイオテック
世界のバイオテクノロジー、および医療機器関連企業の株式に投資を行うファンドです。純資産は長らく減少傾向でしたが、2025年に下げ止まり、2026年からは上昇の兆しも見えています。
2025年12月時点の組入れ上位銘柄は、バーテックス・ファーマシューティカルズ4.6%、アルナイラム・ファーマシューティカルズ4.3%、ギリアド・サイエンシズ4.0%、リジェネロン・ファーマシューティカルズ3.9%などとなっています。
○SMT MIRAIndex バイオ・メディカル
「FactSet Global Biopharm & MedTech Index」という指数に連動する成果を目指します。この指数は、世界のバイオ・メディカル関連企業から、上位50銘柄で構成される指数です。
2026年6月の目論見書によると、組入れ上位銘柄はアクサム・セラピューティクス、ペナンプラ、オリオン、エクセリクス、インサイトなどです。
○米国バイオ&テクノロジー株オープン
米国で上場されているバイオテクノロジー、ITなどの企業の株式に投資を行うファンドです。銘柄選定では、技術や製品の革新性、将来性、企業の成長性、収益性、成長過程などを重視します。
組入れ上位銘柄を見ると、エヌビディアやブロードコムなど、半導体関連の銘柄も多く含まれています。バイオだけでなく、テクノロジーにも同時に投資したい方に向いています。
安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら











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