Googleは8月28日(現地時間)、AIリサーチツール「Gemini Notebook」(旧NotebookLM)の利用制限の算定方式を変更すると発表した。従来はプランごとに定められた機能実行回数に基づいていたが、新方式では処理に必要な計算量に応じて利用可能量が変わる「compute-based usage limits」を導入する。
9月2日から個人向けアカウントを対象に、Web版とモバイル版へ順次展開する。

Gemini Notebookでは現在、チャットや音声解説、動画解説などについて、プランごとに1日あたりの利用回数が設定されている。例えば標準アクセスではチャットが1日50回、音声解説と動画解説がそれぞれ3回、Google AI Proではチャットが500回、音声・動画解説がそれぞれ20回となっている。これらの機能利用は24時間後にリセットされる。

新方式では、プロンプトの複雑さ、チャットの長さ、利用するモデルや機能、ノートブックに含まれる情報源の数などを考慮してAIの利用量を算出する。このため、同じ1回の操作でも、処理内容によって利用枠の消費量が異なる。

あわせて、利用枠の回復頻度も従来の24時間単位から5時間ごとに変更する。また、5時間ごとの利用枠とは別に週次上限も設定される。

利用可能なAI枠は契約プランによって異なる。無料の標準アクセスを基準に、Google AI Plusは2倍、Google AI Proは4倍となる。Google AI Ultraは契約内容に応じてAI Proの5倍または20倍の枠が提供される。Googleは現時点で、標準枠が具体的にどの程度の計算量に相当するかや、週次上限の具体的な数値を公開していない。


計算量を反映する方式では、操作内容によって利用枠の消費量が変化するため、従来の回数制に比べて利用可能量を事前に把握しにくくなる面がある。Googleは、利用状況をGemini Notebook内から確認できるようにする。チャット画面の下部に残りの利用量や制限がリセットされる時刻を表示し、Studioでコンテンツを生成する際には、予想されるAI利用量をバーで示す。選択した処理が利用枠を超える場合には、消費量の少ない別の出力方法を提案することもあるという。

また、利用枠を使い切った場合、Web版では「Generate later」(あとで生成)を使うことで動画解説やスライド資料など計算量の大きい生成処理を後回しにできる。これによって、計算量が比較的小さい作業を再開しやすくなる。Generate laterにした処理は、利用枠が回復すると自動的に生成が始まり、通知を有効にしていれば完了時に通知を受け取れる。
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