1000万円台は2社、1位は西友を買収した企業



 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って「年収が高い小売り企業ランキング2025」をお届けする。対象期間は2024年4月期~25年3月期。

従業員数は単体ベースで、50人未満の企業は除外した。



 なお、ホールディングカンパニー(HD)は「持ち株会社」とも呼ばれ、傘下のグループ企業を「親会社」として統制する役割がある。事業の運営会社に比べ、少人数であることが多いため、総じて平均年収も高額になる傾向がある。



 それでは早速、ランキングを確認していこう。



年収が高い小売り企業ランキング2025【トップ5】ファストリが2位に転落、注目の1位は?
図表:年収が高い小売り企業ランキング2025【トップ5】


 1位になったのは、ディスカウントストア大手のトライアルホールディングス(HD)で、平均年収は1245.2万円、従業員数は77人、平均年齢は40.9歳だ。同社は25年7月にスーパー大手の西友を約3800億円で買収したことでも話題となった。



 2位はユニクロなどを手がけるファーストリテイリングで、平均年収は1179.2万円だった。従業員数は1601人、平均年齢は38.5歳だ。



 同社は23年3月、国内の従業員を対象に賃金の引き上げを行ったことで、同社が従業員に付与している「グレード」に基づく報酬水準は最大で40%アップしたという。これらの効果もあって、2019年8月期から、平均年収900万円台が続いていたのが、前回(23年8月期)のランキングから1000万円台に急増した。



 今回のランキングで平均年収1000万円を超えたのは1位のトライアルHDと2位のファーストリテイリングのみだった。



 3位はメガネ販売大手のジンズHDで、平均年収は989.7万円だった。

従業員数は57人、平均年齢は43.1歳だ。前年(2023年8月期)の平均年収847.7万円と比べて、16.8%増えた。同社は国内既存店の売り上げが好調で、売上高(24年8月期)は829.9億円、営業利益78.3億円と、いずれも過去最高を記録するなど、好調が続いている。



 4位は阪急阪神百貨店を展開するエイチ・ツー・オー リテイリングで、平均年収が968.6万円、従業員数は212人、平均年齢は47.0歳だ。百貨店事業ではインバウンド売り上げが好調に推移したという。



 5位は総合スーパー大手のイオンで平均年収は947.2万円、従業員数は490人で、平均年齢は49.1歳だ。



 ランキング完全版では、6位以下を含めた全200社の順位と平均年収を掲載している。ぜひ、確認してみてほしい。



(ダイヤモンド・ライフ編集部)

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