元V6で俳優の岡田准一が、6月10日に放送されたTBS系バラエティ『今さらシロー!~テストに出ないが役に立つ~』のスペシャルに出演し、共演者との距離感について語った。2002年放送の同局系ドラマ『木更津キャッツアイ』のメンバーとの"同窓会"の誘いを断る場面もあり、SNS上で反響を呼んでいる。


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番組では、同ドラマで共演した酒井若菜と再会。酒井は、当時の主な共演者の中で連絡先を知らないのは岡田だけだと明かした。これに対し岡田は、「距離がちょっとあったほうがやりやすい」と説明。その方が「ずっとリスペクトできる」とも語った。終盤には、酒井から共演メンバーを集めた"同窓会"の主催を依頼されたが、岡田は一定の距離があった方がいいとして断った。

普通なら冷たく聞こえかねない発言だが、岡田の場合は、むしろ「らしい」と好意的に受け止める声が目立った。現在、岡田は日本を代表する実力派俳優の一人として高い評価を得ている。アクションや時代劇でも存在感を発揮する説得力の背景には、共演者と近づきすぎず、緊張感や敬意を保つ姿勢もあるのかもしれない。

芸能界は華やかな世界であり、交友関係が広くなりそうな印象がある。だが、俳優という仕事に限れば、必ずしも「友達が多い」ことがプラスに働くとは限らない。共演者とプライベートで仲良くなりすぎてしまうと、演技に影響が出る恐れもある。

岡田と同じく、芸能界での交友関係の少なさを語った俳優としては本木雅弘がいる。
本木は2024年11月にトーク番組に出演した際、「『飲みに行こうぜ』『メシ食いにいこうぜ』みたいなので会う友人はいないですね」と明かした。

唯一の友人は、同じ1982年デビュー組の"戦友"でもある小泉今日子だけだという。同番組にVTR出演した小泉は、「常に悶々と仕事と向き合っているのが本木さんのスタイル」「本当に友達が少ないと思う。仲のいい人といったら(妻の内田)也哉子さんしか思いつかない」と証言していた。

本木は映画『おくりびと』で主演を務め、同作は第81回アカデミー賞の外国語映画賞を受賞。海外でも高く評価された俳優だ。仕事への真摯な姿勢でも知られ、その孤独さは社交性のなさではなく、表現者としての生きざまの象徴にも見える。

二宮和也も「友達が少ない」と公言してきた。二宮は極端なインドア派として知られ、趣味もゲームくらいなので交友関係が広がりにくいという。過去にはバラエティ番組で「友達探し」が企画化されたほどだが、本人は「友達なんて多くても少なくても、たいして自分の生き方は変わらない気がする」と語っていた。

「親友は嵐の4人」と話したこともある二宮。彼もまた、演技力の評価が高い俳優の一人だが、交友関係の狭さが、むしろ俳優としての信頼感につながっているようにも感じられる。


女優にも、芸能界の友人があまりいないと語るタイプは少なくない。川口春奈は2025年、自身のYouTubeチャンネルで「ほんとに友達が少ないんですよ」と告白。仕事が早く終わって誰かをご飯に誘おうとしても、「携帯を見て誘える人が1人しかいない」と明かした。仮に誰かと食事に行っても、夜9時ごろには眠くなって帰りたくなるとも話している。

それでも川口は、ドラマやCMで引っ張りだこの売れっ子だ。このほか、北川景子多部未華子新川優愛、森七菜らも、芸能界の友人が少ないと明かしているが、いずれも実力や好感度の高い人気女優として知られる。

もちろん、共演者と親しくなることが悪いわけではなく、現場での信頼関係が深まることで、芝居に良い影響が出ることもあるだろう。周りと親密になることで力を発揮する俳優もいれば、一定の距離を保つことで集中できる俳優もいる。重要なのは、自分に合った距離感を知っているかどうかだ。周りに左右されず、自分に合った距離を保つことは、プロ意識の高さにもつながる。

一方で、視聴者が「友達が少ない」と語る俳優や女優に好感を抱きやすいという現象もある。SNSが発達した現代では、人脈の広さや交友関係が可視化されやすい。
人脈を一つのステータスにする風潮もあるが、友人の多寡がコンプレックスになることもある。

そうした時代の反動として、無理に群れない、付き合いを広げすぎない、仕事と私生活を分けるという姿勢を貫く俳優や女優に、共感や憧れを抱く人が増えているのかもしれない。

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