7月から民放各局で夏ドラマがスタートするが、そんな中で注目したいのが俳優の村上虹郎だ。村上は、7月3日スタートのオムニバスドラマ『ストレンジ-伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』(テレビ東京系)の第1話「幻痛屋敷」で主人公を演じる予定だ。


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村上といえば、父は俳優の村上淳、母は歌手のUAという2世俳優として知られる。2014年公開の映画「2つ目の窓」で主演を務めてデビューすると、同作でいきなり第29回高崎映画祭・最優秀新人男優賞を受賞する快挙を成し遂げた。

その後は演技派の若手俳優として人気となり、2017年公開の映画「武曲 MUKOKU」で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2021年公開の映画「孤狼の血 LEVEL2」で第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にも出演するなど、活躍を続けていた。

そんな村上だが、人気絶頂だった2023年3月、心身の不調を理由に休養を発表。若手実力派俳優の突然の休養宣言は、大きな話題を集めた。

約2年の休養を経て復帰した村上は、2025年6月に意外な発表を行う。ゲーム・Apex Legendsをこよなく愛し、「senju」というゲーマーとしての活動名をもつ村上は、e-Sportsチーム「UNLIMIT」にChief Branding Officer(CBO)として参加。チームのビジュアルや世界観、発信のトーンなどブランド全体の方向性を形づくる役割を担う。

また、2026年2月には、UAのデビュー30周年記念アルバム「NEWME」のリード曲「ZOMBIE feat. 村上虹郎」にボーカルとして参加。休養明けは、俳優業以外にもさまざまなジャンルの仕事に挑戦しており、アーティストとしての可能性を模索し続けている。

そして今回、「ストレンジ-伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」に出演するのだが、同作はかなり異色の作品となりそうだ。


同ドラマは、世界中に熱狂的なファンがいるホラー漫画家・伊藤潤二氏の作品を原作に、珠玉の13作品をオムニバス形式で実写化するもの。村上のほか、細田佳央太真木よう子石原良純樋口日奈、齊藤なぎさ、恒松祐里など、個性の強い俳優が数多く出演する。

村上が演じるのは、働くことになった屋敷で、ある奇病に苦しむ少年の世話を命じられる青年。四肢を切断した患者のあるはずのない手足が痛みだす「幻肢痛」をテーマに、屋敷中に広がる“見えない痛み”を従業員たちが手当てしていく異様なストーリーが描かれる。

実写化が難しそうな「幻痛屋敷」を演じることで、村上の演技力が試されることだろう。ちなみに、2026年7月2日~5日にアメリカで開催される、世界最大級のアニメイベント「Anime Expo 2026」では、「幻痛屋敷」と「死びとの恋わずらい -四つ辻の美少年-」が上映されることをテレビ東京が発表している。世界中のホラーファンが作品を鑑賞することになり、村上の演技にも注目が集まりそうだ。

さまざまな活動を行っている村上だが、復帰後の俳優活動はまだ数作品にとどまっている。今回の「ストレンジ-伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」でどんな演技を見せるのか、ファンだけでなく、テレビ・映画関係者らも期待しているだろう。

演技派として高い評価を受けてきた村上が、今後どのような成長を遂げていくのか。まずは「幻痛屋敷」での熱演に注目したい。

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