その圧倒的スタイルから“アイカツ体型”としてバズった野村実代(SKE48)が、1st写真集『美しい方程式』を発売した。水着NGだった彼女がなぜ封印を解いたのか。
そして、4月にスタートしたオリジナル新公演についても直撃した。

【写真】1st写真集『美しい方程式』を発売したSKE48野村実代【5点】

――1st写真集が完成しました。

野村 昨日、初めてでき上がりを手にしたんですけど、夢みたいです(笑)。見せびらかしながら街を歩きたくなりました。

――撮影地はタイのプーケット。

野村 初めて訪れた地でした。撮影は1月なのに、現地に着いたらめちゃくちゃ暑くて! ずっと暑い所なんですね。

――しかし、一度も水着グラビアを経験したことがない野村さんが、よく写真集を出す決意をしましたね。

野村 これはファンの方も想像していなかったと思います。写真集の発表をする生配信をする前、ファンの方は「ソロライブの発表か?」という予想が多くて。私は日々、いろいろなところで「グラビアはやりません」と発言してきたから、いい意味で予想を裏切ることになりました。そんな私に写真集のオファーがくるとは思っていませんでした。
マネージャーさんからグラビアをやる意志があるかと確認される度に「やりません」を貫いてきました。そんな私にオファーがあることが衝撃でした。

それに、そのオファーが水着前提ではなかったんです。でも、そこで考えました。私はお母さんからずっと、「20代前半が一番きれいな瞬間なんだよ。実代がその年齢になるのが楽しみだ」と言われて育ってきました。その20代前半で写真集のオファーがきた。これは今の私を形に残すチャンスじゃないか。写真集という、私のファンの方が見てくださる場所ならアリなんじゃないか……。そう考えるようになりました。逆に買わないと見られませんよ(笑)。私を好きな方には見ていただきたいです。


――1日や2日で考えは変わらないですよね。

野村 はい。徐々に、です。頭の片隅に「写真集いいなぁ」という考えはありました。他のメンバーが出しているのを見ていると、本当に幸せそうにしているんです。その気持ちを私も体験してみたいなって。でも、グラビアはなぁ……という葛藤がありました。でも、雑誌のグラビアではなく、写真集のオファーだったので、もやもやした気持ちが晴れて、やろうって。一歩踏み出すきっかけになりました。

――メンバーには報告しましたか?

野村 撮影する前、同期(8期生)には言いました。去年の暮れ、36thシングル『サンダルだぜ』のMV撮影の前日のことでした。振り入れをしてからホテルに戻って、同期がひとつの部屋に集まりました。
そこで「ここだけの話」みたいなトークになって。そこで私のターンがきたんです。「ここだけの話……写真集出します!」って打ち明けたら、まあビックリしてて(笑)。倉島杏実ちゃんは「え……野村が……⁉」ってフリーズしてて。井上瑠夏ちゃんと佐藤佳穂ちゃんはグラビアの経験が豊富なので、その場でアドバイスをもらいました。「こういう表情で写ったほうがいいよ」とか「こうしたらきれいに写るよ」って。実際、そのアドバイスを撮影で実践しました。

――タイトルは『美しい方程式』。まさか自分で考えたんじゃないでしょうね。

野村 秋元(康)先生です! たしかに自信ありげな発言はよくしますけど、そうじゃないです。秋元先生が私のことを美しいと思ってくださったんじゃないかなと思って嬉しかったです。でも、この写真集の発売を一番喜んでくれているのは、お母さんです。
お母さんは若い頃、モデルとレースクイーンをしていて、当時の写真がウチにたくさん残っているんです。でも、私の写真はネット上にあるものが中心で。そこに写真集という形に残るものが完成して、手渡せたことが嬉しかったです。お母さん、泣いていました。

――その“アイカツ体型”はお母さんの遺伝なんですか?

野村 背が高いのは似ているんですけど、顔とスタイルは家族の誰とも似ていないんです。逆にいえば、全員に似ているというか。そうだ、私がこの体型になったのは、産まれた後の体験が大きかったと思っていて。小さい頃、大きな病気にかかって、ある日、倒れたんです。それで入院することになって、保育園に通えなくなった時期がありました。意識が戻らない場合もあるし、後遺症が残ることもあるのに、私は奇跡的に元気になりました。その奇跡に感謝したいです。

――Team Sは4月からオリジナル新公演「ずっと君を探している」公演が始まりました。
いかがですか?

野村 去年の春から「僕の太陽」公演が始まって、私はパワーアップできました。歌うことが好きになって、パフォーマンスが楽しくなりました。そのタイミングで出会ったのが「ずっと君を探している」公演です。歌詞が自分たちにリンクしているので、思い入れを持てます。そんな曲を歌えるのが嬉しくて。パフォーマンスするのがさらに楽しくなりました。

――ユニット曲は『Never Gonna Stop』ですね。

野村 超女王様ユニットです。自分にピッタリな曲をいただきました。「唯一無二の 圧倒的STYLE♡」という歌詞が私信すぎて(笑)。しかも、レコーディングしたとき、担当の方に「歌声を聴いていると♡が見える。よし、歌詞に追加しちゃおう」って言われて。
7月1日に発売されるアルバムの歌詞カードをご覧ください(笑)。

衣装のコンセプトは、ダークプリキュアです。プリキュアの黒いバージョンなんですけど、最強のプリキュアの気持ちで歌っています。短いマイクスタンドは武器だと思って歌っています。「攻撃しちゃうぞ♡」くらいの気持ちです(笑)。

――レッスン中に意識していたことはありますか?

野村 Team Sはそれぞれのパフォーマンスに個性があります。私も周りの勢いに合わせて、元気に踊ってみようとしたけど、私がそう踊るとちょっと違うんですよね。なので、自分がきれいに見えるように研究して。唯一無二感が出るような踊り方を大事にしました。

レッスン中は、「この曲はこの子がいいよね」という基準をみんなで作りました。「元気な曲なら杏実ちゃんが上手だよね。だったら、ここを真似してみよう」とか。そうすると、チームのレベルが上がるんです。公演を通してそれぞれが輝く瞬間がある。そんな公演になったはずです。

――ある後輩から、「野村実代さんに振りを教えてもらった」と聞きました。

野村 自分のことで精いっぱいだったので、後輩を教える期間にしようなんて考えてはいませんでした。ただ、私は振り覚えが早いんです。そこでたまたま教えたんだと思います。でも、SKE48ってみんな早いですよ。1曲2~3分で覚えることもありますから。

――2~3分で⁉

野村 そう。SKE48ってすごいんです。入りたての頃の私はもちろんそんなことできなかったけれど、先輩はみんなできました。そんな先輩を見て育ったから、私もそうなりました。

――舞台監督さんから言われて覚えていることは?

野村 基本的には私を信頼してくださっています。「野村ならできるよな」と思っていただいていてから任されることが多いです。今回の公演はソロパートが多いんですけど、本編ラストの『とびっきりのありがとうをキミに』の落ちサビが私ひとりなんです。そのリハーサルを私の目の前で舞台監督さんが見ていて、「ここの音がこうなるといいね」とだけ言ってくださって。私は「はい。わかりました」とだけ返して、本番までに練習して、完璧にしました。失敗は許されないパートですし、自分のポジションというプライドもありますから。いつか私のポジションに入る後輩に言わせたいんです、「このポジション、できません」って。それくらい圧倒的なものをお見せしたいです。

【プロフィール】
2003年2月1日生まれ。愛知県一宮市出身。Team S所属。8期生。ニックネームは「みよまる」。6月15日、1st写真集『美しい方程式』を発売。

【あわせて読む】SKE48念願の初選抜・野村実代が語る激動のアイドル人生「毎日泣いて学校に行けない日々も…」
編集部おすすめ