銀座のクラブに勤務する筆者が「夜の街に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。

今回ご紹介するのは「またあなたに会うとしたらお金払うことになるでしょ?それはちょっと違うって気がする」とか言い出すおじさん。

○キャラ設定ってだいじ

初対面のお客様に気に入っていただき、「また今度も君に会いたい」と言っていただけることは、とてもとても嬉しいことです。女冥利に尽きるというか、ホステス冥利に尽きるじゃないですか。ああ、私今日すごく良い仕事したな、とかみしめる瞬間でもあります。

ところが、かみしめた瞬間、彼は

「でも、またあなたに会うとしたらお金払うことになるでしょ?それはちょっと違うって気がする」

と顔をくもらせるのです。そして

「今度はお店じゃないところで会えないかな?」
「普通にデートがしたいんだけど」

と、彼は続けるわけです。

こういうときのため、私は「平日は仕事に追われ、休日は両親の介護のために地元に帰省している」という設定にしています。これにはおじさんも納得せざるを得ないはず。良い仕事したな~。

✅過去の残念おじさん漫画を一気読み
○むしろ目が合っただけでキレてる

おじさんの言う「でも、またあなたに会うとしたらお金払うことになるでしょ?それはちょっと違うって気がする」というのは、金銭の授受を介さない、よりホンモノっぽい恋愛がしたいんだ、ということなのだと意訳することにしています。

でも、私たちが「また今度も君に会いたい」と言わしめるだけの素敵で可愛い女なのは、身も蓋もない話で恐縮ですが、ギャラが発生しているからなんですよね。あまり知られていないのかもしれませんが、私たち、一応は働いているんです。

ギャラが発生していないときの私たちって、ボサボサ頭に変なヘアバンド、しかもすっぴんのメガネで、上下伸びきったスウェット姿ですし、おじさんの話に「さすが!」「知らなかった!」「すっごーい!」なんて相づちをうったりすることはないし、むしろ目が合っただけでキレてます。

○「それはちょっと違う」の真意とは

今回は「またあなたに会うとしたらお金払うことになるでしょ?それはちょっと違うって気がする」とか言い出すおじさんについて紹介しました。

お金を払っちゃうとホンモノの恋愛っぽくないからイヤなんだ、ということなのかな?と思っているのですが、実際のおじさんの心中ははかりかねます。

「お前にはビタ一文払いたくない」と言われている可能性もありますもんね。

みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら
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