サッカーW杯同様、「絶対に負けられない戦い」がここにもある。21日、告示された東京・杉並区長選(28日投票、29日開票)だ。
JR阿佐ケ谷駅前で午後1時から行われた岸本氏の第一声には、200人近い聴衆が集まった。岸本氏は「対話の区政を前に進めていく」と訴え、「住民参加型」の政治スタイルを改めて強調。聴衆から大きな拍手が送られた。また、杉並区が地盤で中道改革連合から離党を表明した吉田晴美前衆院議員の姿も。マイクこそ握らなかったが、岸本氏の選挙ビラを配っていた。
さらに盛り上がっていたのは、午後3時から同じ場所で行われた大和田氏の第一声だ。300人超の聴衆を前に大和田氏は「多くの人から『区が何をやっているのかわからない』と聞く。区民に寄り添った政治ができていない」と岸本氏を批判すると、「そうだ!」と大きな歓声が湧いた。会場には、国会前デモを「ごっこ遊び」と揶揄し炎上した、地元選出の門寛子衆院議員も駆け付けた。
どちらも10社以上のメディアが集まり、単なる首長選とは思えないほどの注目度だ。
「岸本区長は、リベラル系首長の象徴的な存在。
現職区政を「おままごと」呼ばわり
壮絶な場外乱闘も勃発している。選挙前から、岸本支持者とみられる一部市民が、大和田陣営の門氏を一斉攻撃。デモ会場などで、門氏を揶揄するようなイラストや「吠える門には罰来る」との文言を印刷したプラカードを掲げ、候補者以外に刃を向けている。
一方、門氏自身は、SNS上で岸本区政を厳しく批判。対話集会や街頭ベンチ増設などの取り組みが気に入らないようで、「『おままごと』に区長がお戯れ」などとつづった過去の投稿を自らリポストし、再び炎上している。
「門さんへの一部の過激な抗議が悪目立ちしているが、それは門さんの岸本区長批判も同じ。どちらも、陣営の足を引っ張る結果になりかねません」(都政関係者)
今回は元職・田中氏の出馬で保守分裂、“反岸本票”を食い合うとみられたが、「第一声を見る限り、田中さんにかつての勢いはない」(前出の都政関係者)。
岸本氏と大和田氏の激しい一騎打ちとなりそうだが、どちらが勝っても区内の分断が深刻にならないことを祈るばかりだ。
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東京都内の選挙で自民推薦の候補者がことごとく落選しているが、杉並区はどうか?関連記事【もっと読む】では、「リベラル一掃を」と鼻息荒かった自民党だが、杉並区長選も暗い先行きと報じている。





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