高市首相がデタラメの限りを尽くした特別国会は閉会し、永田町の関心は夏の人事に移りつつある。恒例の内閣改造と自民党役員人事だ。
秋に見込まれる臨時国会に先立つ人事は、8月か9月に実施される見通し。高市と距離のある党4役や主要閣僚の処遇が焦点だ。
それをにらんだのか、単に口を滑らせたのか。維新肝いりの副首都創設法案が衆院を通過した15日夜に公開されたネット番組で、馬場氏は「個人的に何でも選べるなら官房長官。難しい理論や法律じゃなくて、ザ・政局なので」と発言。直後に「ないでしょう」と笑って引っ込めたものの、「維新がやるべき改革や政策の観点では、総務相が必要なポスト」と言い、藤田文武共同代表の入閣については「国会議員の代表と閣僚を兼ねるのは難しい」と牽制した。維新初入閣は自分にほかならないということだ。
都構想に寄せた制度設計は無理筋
「例の番組で馬場氏は、維新金看板の大阪都構想につなげる副首都創設の制度設計に関し、〈官僚が形作って、大臣の仕事はそれをチェックするぐらい〉と、さも簡単そうに言っていましたが、そうは問屋が卸さない。
そうでなくても、馬場氏の答弁能力は極めて怪しい。
22日の参院憲法審査会に、憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案の発議者として出席。維新は緊急事態条項創設の根拠として、参院の緊急集会は70日が上限だと主張していることから、立憲民主党の小西洋之議員が質問通告の上、「法令解釈はご存じか」「憲法解釈をやっているのか」などと質問。馬場氏は初っぱなからしどろもどろで、しまいにはお地蔵さん状態になった。立法事実も法的安定性も度外視なのがありありだ。
維新は肝いり法案の成立が危うくなるたびに会期延長を強硬に主張してきたが、何かと立ち往生する「馬場総務相」が爆誕すれば、そうもいかなくなる。どこもかしこも手ぐすね引いて待っている。
◇ ◇ ◇
馬場氏の発言は何かと批判の的だが…。





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