2026年7月5日(日)14時30分開演(14時開場)、東京都文京区大塚「ベヒシュタイン・ザール」で、平林大翔×BECHSTEINによるアフタヌーンコンサートが開催される。今回で5回目を迎えるこのシリーズ、テーマは「ロマン派から近代音楽への幕開け」。
ラヴェル《水の戯れ》やドビュッシー《喜びの島》などが予定されており、19世紀末から20世紀初頭にかけて芸術や価値観が大きく変化した時代に生まれた革新的な響きを味わう趣向だ。

その他の写真:2026年7月5日(日)14時30分開演(14時開場)、東京都文京区大塚「ベヒシュタイン・ザール」で、平林大翔×BECHSTEINによるアフタヌーンコンサートが開催される。

 平林大翔は2000年生まれ。東邦音楽大学演奏専攻ピアノ科を経て、パリ・エコールノルマル音楽院旧コンサーチスト課程に飛び級で入学、審査員満場一致の最優秀成績でディプロムを取得。昨年活動拠点を日本に移し、今年2月には「凱旋リサイタル」を開催した。

 彼のピアノは、大ホールにふさわしい規模感を備えている。指使いは大きく、音を際立たせる演奏法は確かに広い空間に映える。しかし同時に、聴く者に寄り添う繊細な技術も持ち合わせている。会場の大小を問わず、彼の音は聴衆の心に染み込み、忘れがたい瞬間を刻む。そして人前で弾くほどに音は磨かれ、20年先、30年先にどのような響きを紡ぐのか、期待は尽きない。

 地球温暖化による酷暑、湿度の高い異常な梅雨のただ中にある私たちにとって、コンサートは短く感じられるかもしれない。だが、平林のピアノに包まれるひとときは現実を忘れさせ、足を運ぶ価値を確かに与えてくれる。


 ウェルカムドリンク付き。料金は2500円(ホール会員2000円)。
【編集:fa】
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