「長安のライチ」

中国の人気作家・馬伯庸(マー・ボーヨン)の同名小説を原作とし、映画版とドラマ版が発表されている「長安のライチ」は、賀貴妃の誕生日に新鮮なライチを届けるため、中国・唐代の天宝年間に記録が残る「荔枝使(らいちし)」をモチーフに、主人公の奮闘を描いた異色の"献果"エンターテインメント時代劇。そのドラマ版が、8月11日(火)よりチャンネル銀河にて日本初放送される。

舞台は唐の時代。下級官僚・李善徳(りぜんとく)は、賀貴妃の誕生日に献上するため、長安より5千里(約2,500キロ)も離れた嶺南(れいなん)の地から「新鮮な生のライチを長安まで運べ」という前代未聞の任務を押し付けられてしまう。"失敗すれば死罪"という極限状況のなか、李善徳は覚悟を決めて絶望的な任務に挑む。

レイ・ジャーインが絶望的な"死の任務"に挑む...共感必至のドラマ「長安のライチ」
"死の任務"を押し付けられた李善徳が奮闘する「長安のライチ」

©Media Caravan International Limited

主人公・李善徳を演じるのは、演技派俳優レイ・ジャーインだ。2018年の映画「ルームシェア~時を超えて君と~」では、「10年前の自分」と「10年後の自分」を見事に演じ分け、東京国際映画祭の提携企画「2018東京・中国映画週間」で最優秀男優賞を受賞。また、本作と同じ馬伯庸の小説が原作で、大ヒットを記録したドラマ「長安二十四時」では、長安を襲う陰謀を阻止するために奔走する、元不良帥(治安維持組織の責任者)の死刑囚・張小敬を演じるなど、中国を代表する実力派俳優の1人だ。

本作では、理不尽な任務に翻弄されながらも、一歩ずつ前へ進み続ける李善徳。その等身大の人物像を、レイ・ジャーインは悲壮感だけに頼ることなく、ユーモアや人間味も織り交ぜながら丁寧に表現している。逆境の中でも決して折れない主人公の姿は自然と共感を誘い、作品に深い余韻をもたらしている。

■レイ ・ ジャーイン 出演作品をチェック

レイ・ジャーインが絶望的な"死の任務"に挑む...共感必至のドラマ「長安のライチ」
「長安のライチ」
「長安のライチ」

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最大の見どころとなるのは、「1日で色が変わり、2日で香りが変わり、3日で味が変わる」と称されるほど傷みやすいライチを、いかに新鮮なまま長安へ届けるかという前代未聞のミッションだ。

李善徳は知恵と工夫を凝らし、騎手や馬の手配、輸送方法の確立、鮮度を保つ方法の模索といった試行錯誤の連続。さらには、道中で立ち塞がる役人たちとの粘り強い駆け引きなど、さまざまなトラブルに巻き込まれていく。

一見地味になりがちな流通・輸送のプロセスが、緻密なタイムリミット・サスペンスとして成功しているのは、マクロな歴史の裏にあるミクロな実務の苦難を圧倒的なリアリティをもって描いているためだ。

レイ・ジャーインが絶望的な"死の任務"に挑む...共感必至のドラマ「長安のライチ」
「長安のライチ」
「長安のライチ」

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歴史エンターテインメントと聞くと、華やかな英雄譚や宮廷で繰り広げられる権力闘争を思い浮かべがちだが、本作が描くのは「歴史の表舞台には立たない下級官僚」の奮闘だ。時代の奔流に翻弄されながらも困難な任務に挑む姿を通して、歴史の裏側をスリリングに映し出していく。

ドラマ「長安二十四時」のツァオ・ドゥン監督が再びメガホンを取り、さらに原作者の馬伯庸が自ら脚本顧問を務めたことでも大きな話題を集めた。

不条理な任務に翻弄されながらも、前へ進み続ける李善徳。そのひたむきな姿は、現代を生きる私たちにも共感できる部分があるはずだ。歴史エンターテインメントとしてはもちろん、組織の理不尽さや、働く人々の葛藤を描いた人間ドラマとしても見応え十分な作品だ。

文=HOMINIS編集部

放送情報

長安のライチ

放送日時:8月11日(火)スタート
(月~金)13:00~14:00
チャンネル:チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:レイ・ジャーイン ユエ・ユンポン ナーナシ アン・ティエン ほか

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